ステップを上がったのかな
今日、授業参観があったという高学年さん。発達上の困難がある子で、その子自身もおうちの方もこれまで本当にこつこつ一所懸命がんばってきておられるのですが、成長は直線的な右肩上がりにはならないということは昔から言われており、その子もこれまで、がんばってがんばって何かができるようになっても、また別の課題が現れて、それを超えるまでにはまたしばらくあまり変化らしいものが感じられない、きっと本人にもご家族にももどかしくて辛い時期が来るというのを繰り返しているような状態です。
それでも、ここ最近、長らくずっと苦戦していたとても大切な課題が随分しっかりできるようになってきていたので、そろそろ何か変化があってもいいのではと思っていました。
ただ、今日は学校もあって疲れているだろうから、もしかしたら不調かもしれないなと思っていたのですが、なんと!これまでそんなこと言ったことがなかった積み木の課題を「あ!簡単なやつ!」と言ったかと思うと、これまでならひとつひとつ数えるようなことをしなくては答えられなかったのに、プリントに何も書きこまず、次々に答えを書いて、全問正解でした。
そんなことはこれまでで初めてで、本当にびっくり。その後レッスンをしていても、なんというか、これまでの中で一番会話のキャッチボールがスムーズだったように感じて、これはいよいよまたひとつステップを上がったんじゃなかろうかと思いました。
もちろん、これでぐっと成長を感じられても、まだまだ課題はたくさんあるので、あくまでも一歩一歩なのは分かっていますが、今日はとても嬉しい日になりました。
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