押し付けにならないように…。
私は子ども達に対して心から、その子が持っている能力をよりよく伸ばしてもらうためのお手伝いをしたいと思っていますが、その思いが強すぎるのか、時々、もちろん子どものためを思って言ってはいるものの、押し付けのようになってしまっていることがあるかもしれません。
子ども達はまだ育ちざかりですから、頭は使ったら使っただけ賢くなるのはほぼ間違いありませんし、その使い方も、簡単にできることばかりやって上っ面だけ使っても、ほとんど意味がないので、ちょっと難し目の問題を集中してぐっと考えてもらうことが大事だというのも、まず間違いないだろうと思っています。
そもそも、私自身はそんな学び方を知らなかったので、自分が小さい頃にそんな風に学んでいたら、到達できたところが随分違ったのではないかと思ってしまうこともあり、せっかくまだまだ可能性がいっぱいなんだからしっかり頭を使おうよ!!と思ってしまいがちなのです。
今日のレッスンでも、じっくり考えたらできるはずのことを避けて、大して頭を使わずに答えが出せる方法を使おうとした子がいて、時間がかかってもしっかり頭を使って考えてほしいということを伝えたのですが、その子にしたら、それを強制されているように感じたかもしれないと思い、「ごめん」と謝ってから、どうしてそう言っているかをもう一度説明し、その上で、別に賢くならなくていいから楽なやり方でやりたいというのなら、それはその子の自由だということを、できるだけ穏やかな口調になるよう気をつけながら伝えました。
いくらその子のためだとしても、強制はしたくないので、気を付けなくてはと思います。
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