シャットアウトされているような…。
教室では、説明などは必要最低限に留め、子ども達に気づき、考えてもらえるように持っていくようにしていますが、算数、数学が苦手な子の場合、考えられる範囲が狭かったりもするので、どこまで助けるかの加減は状況に応じて変えています。
ただ、どうしてなのか、苦手な子に、困っていそうだからと声をかけても、その言葉が全く届いていないように感じることがしばしばあります。
今日のあるレッスンでも、数学で苦戦している中学生さんが、白黒の碁石を交代で並べて正方形を作っていく問題を考えていたとき、恐らく数えたのだろうと思いますが、4で割り切れない答えを書いていました。
正方形の辺なのだから、4で割り切れない数にはならないよと、図を指して声掛けしたのですが、その後の問題でまた、4で割れない答えを書いていました。更には、(1辺の数-1)×4を繰り返すので、いちいち×4をせずに、最後に一気に4倍した方が簡単なので、その声掛けもしたのですが、ふと見ると、きっちりきっちりひとつずつ4倍した数を書いていました。
真面目な子なので、いい加減に聞いているとは思えないのですが、なぜか言葉が届いていないので、なんとも不思議な気持ちになります。
別のレッスンの小学生さんは、算数が苦手なわけではないのですが、簡単な問題を複雑に考えて解けなくなることがある、ちょっとユニークな子なので、どうやら何か勘違いしている気がすると声をかけても、これまた全く耳に届かない様子…。
そういうときに子ども達には、元々、説明は最低限しかしないし、考えられることは考えてもらいたいから、私が声をかけるときは助けようとしているときなのだから、聞いてほしいと伝えるのですが、なぜか届かない子には届かないので、どうしてなんだろうと思います。
考え始めていて戻ってこられなくなるということなのでしょうか…。その打開策が見つかれば、算数、数学が苦手な子でも、もう少し楽になるのではと思うのですが…。
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