よくできる子でも
普段のレッスンで、この子は算数が得意なんだな、よくできるなという子に対して、このぐらいはこの子なら十分できるだろうと思って提示したものが思うように進まないことがあります。
その日のコンディションによる場合もありますが、レッスン後半に近づくにつれ、明らかに集中が途切れてくることも。
算数が苦手な子、何らかのお困りごとがある子などは、分からなければ尚更嫌になってしまう可能性があるので、できる限りの注意を払うようにしていますが、得意な子、できる子に対しては、それが少し甘くなってしまうことがあるなと、少し反省しました。
前回のレッスンで、そんなのもスラスラできるの?!という状態だった子が、今日は前回の内容プラス、もう少しだけ難しい内容に取り組んでもらう予定だったので、きっと1回分として用意しているプリント以上に進むんだろうと思っていたのですが、今日はどうも集中が途切れがち。半ばすぎた辺りでは完全に行き詰ってしまいました。
問題を変えれば復活するかもと思ったのですが、それでも今一つ。普段のその子ならしそうにないミスをしたりもして、これは今日は無理をしないほうがよさそうだなと、思考力系の問題に切り替え、時間ぴったりで終わりました。
昨日のレッスンでも、力はあるはずなのに、提示したプリントに明らかに抵抗感を感じていそうな様子だった子がいたのですが、もしかするとその子にとって「適度な難しさ」をほんの少し超えていたのかもしれないなと。簡単なものをしても力は伸びていかないので、その子にとって少しがんばって考えたら解けるぐらいの問題を提示したいのですが、疲れていたり、気分が乗っていなかったりすると、集中できず、難しくて嫌だと感じてしまう日もあるのでしょう。
たとえよくできる子でも、その日の表情をよりしっかり見ながら、やる気を持続してもらえるよう、一層気を配っていかなくてはと思いました。
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