まずはそれでいいのかな。
高学年になって算数ができていないことにおうちの方が気づかれて、ご縁を頂いた子と一緒にレッスンをするようになって9か月ほど経ちました。
真面目で丁寧な子なのですが、これまで数を量として意識することなく来ていたんだろうなという感じで、習った計算は仕方を忘れなければできるけど、その答えが合っていそうかどうかは分からないという様子。そこからなかなか抜け出せず、高学年だし、今のうちに状況を改善できないと、学年が上がると一層大変になるし、内容も進度も…と気が焦ってしまいがちです。
もちろん、お月謝を頂いているのですから、いつまでも変化が感じられない、成果につながらないというのは論外だというのは分かっていますが、今日のレッスンでも、まだ小数点を打ち忘れたり、概数に直すのにどこまで計算したらいいか曖昧だったり、何度ももどかしい思いをする一方で、展開図などの問題をニコニコ楽しそうに考え、正解したら「よっしゃ!」と喜んだりもしている姿を見ると、来てくれた当初には全く見られなかった姿なんだよなとも思いました。
数年かけて苦手を積み上げてきてしまった上、算数のセンスは人それぞれですし、好き嫌いもこちらではコントロールできるものではありませんから、まずは「楽しい」と感じてもらえる機会が増えることが、今は一番大事なのかもしれないなと思います。
でも、なんとかそろそろ、本人の自信につながるような成果が見えるよう、一層努力しなくてはとも思っています。
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