すごいなぁ
自分の子どもの頃を振り返ると、大抵なんでも平均かそれ以上にはできる子どもではあったかと思いますが、かといって何か飛び抜けて能力があるとかいうこともなく、自分でも器用貧乏の類だなと思っていました。
教室を始めてから、もし私でも、小さい頃からこんな風に、しっかり考えて学んでいたら、もっと力を伸ばせていたかもしれないな、もっと違う選択肢や未来があったかもしれないなと思うことはありますが、こればかりは戻りようもありませんから、今ある能力と経験でやっていくしかありません。
それでも、教室に来てくれている子達は、しっかり力を伸ばし続けていると、今はまだその子達が学んでいないことがたくさんある分、どうにか自分に分があるかなと思うものの、同じ学年だったら全く太刀打ちできてないんだろうなと思うような子達が現れます。
実際、小1から一緒にレッスンをしている中2さんは、元々空間認知に関しては「持って生まれた」タイプなので、その時点で私より能力が高いのですが、その他を見ていても、感心することが少なくありません。前回の定期考査もよくできていましたが、今回も4問間違い。しかも、そのうち1問は完全なケアレスミス。うち1問は時間がなくてとりあえず書いたとのことで、落ち着いて見たら、全問解くことができる問題だったようです。その学校の定期考査の数学はそこそこ難し目の問題も多く、恐らく平均点は50~60点前後なのではないかと思いますが、その子は時間切れの可能性はあるものの、全問解くことができる問題だったというのがすごいなぁと。
数年前に中3で数学満点を取った女の子もいましたが(その子も小学校低学年から来ていましたし、よくできているにも関わらず、ほぼずっと一貫して算数・数学が嫌いだと言っていた珍しい子でもありましたが)、昔の自分よりできる子達とレッスンが続けられるのは、「教える指導」をしているわけではないからかもしれないなと思います。
個々の子どもの持っている能力を邪魔することなく、引き出すお手伝いをするということなら、経験を積むほど、できることは広がっていくとも言えますので、これからも子ども達の邪魔をしないよう、しっかりサポートしていけるといいなと思います。
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