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2022年1月14日 (金)

鳶が鷹を生むではありませんが

小さい子達は真っ白の状態から一緒にレッスンをさせてもらえる場合、早い段階から、ああ、この子は私より遥かに算数のセンスも能力も高そうだなと感じることは少なからずありますが、それでもまあ低学年の間とかであれば、さすがに経験などから負けたとまでは至りませんが、中学生になると、こちらは年々衰えていきますし、何年もしっかりきっちり考えて学んできた子達には、多分本当にもう叶わない気がするなと思うことがあります。

例えば、子ども達の定期テストの問題などを見せてもらうと、時間制限のある中でこれを解いて、果たしてこの子以上の点数が取れるだろうかと思うことがあると、自分の衰えがいささか不安になる一方で、その子の姿を頼もしく思ったりもします。
もし、私が子ども達に「教える」ことが仕事であれば、自分より子ども達の方がすごいと思った時点で仕事が続けられなくなるかもしれませんが、私の一番の仕事は、子ども達の持つ能力の邪魔をせず、その力をいかに発揮してもらうかに力を注ぐことだと思っていますので、まだ続けていられるのだろうと思います。

今回、課題テストでかなりの高得点を取ってきた中学生は、考える力ではそろそろ抜かれているかもしれないなと思いますが、子ども達が自分を越えてくれることは、どこか嬉しいことでもあります。

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