新鮮な質問
今日のあるレッスンで、まだ1年生ながら、年長の頃から来てくれていることもあり、かさの学習をし始めた子がある質問をしてきました。
その子とは1万の位までの数は学習したのですが、それより大きな数はまだ一緒にはしておらず、ただ、なかなか賢い子でもあるので、難しそうなものもまずは考えてみてもらうということもあって、今日もそんな問題が出てきました。
1Lが1000mLということは学習し、5L=5000mL、10L=10000mLなどと、割とスラスラ解いていたのですが、100Lのところでしばらく手が止まっていたので、どうしたのかな?と思いつつ、少し様子を見ていました。
すると、少し不安そうに「100000」mLと書いた後でこちらを見て、その子が言いました。
「10万ってどうやって書くの?」
教室を始めてから初めてされた質問かもしれません。書き方ははっきり分からないものの、考えた結果、数としては10万という数になるのだということをその子は理解したということなのでしょう。
そして、それまで答えてきた問題などと見比べたりしつつ、こう書くのかなぁ?と思いながら「100000」と書いたということなのでしょう。
普通、まだ習っていない大きさの数の場合、分からないというか、答えは書けるものの、それが何という数なのか分からないということならあるのですが、今日のこの場合は答えは10万になりそうだと分かっているのに、どう書くのかははっきり分からないという、私にとってはあまり記憶にないパターンの質問だったので、なんとも新鮮に感じました。
小さい子達と数の学習をしているとき、例えば、本当に真っ白の状態から一緒に学習している場合、10,20,30……90と来て、「100」のことを「じゅうじゅう」という子がいたりします。10が2個なら「にじゅう」、5個なら「ごじゅう」なのだから、10が10個なら「じゅうじゅう」というわけです。そういう答えが返ってくると、本当に真っ白の状態で一緒に学習させてもらえることの幸せをしみじみ感じるのですが、今日の子も、まだ一緒にしていないことでも既に知っているようなことも結構あるだけに、なんだかちょっと嬉しい気持ちにもなりました。
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