成長を感じる
発達上の困りごとがあってご縁を頂いた子とレッスンをするようになって1年半ほどになります。当初は4や5もぱっと見ただけでは把握できていない状態で、そこからその子も随分がんばってくれたので、できることはどんどん増えてはいきました。
おうちの方もかなり変化が見られたと喜んでくださっていたのですが、随分長らく、どうしても抽象的な点つなぎができるようにならず、それと同時に、教具などを使いながら何度も繰り返しても、100までの数が実感できていないように感じていました。
ただ、ずっとそこで足踏みをしていると、学校はどんどん進んでしまうし、本人もずっと同じことばかりだと嫌になってしまうかもと、数に関しては筆算で計算できるならしてもいいということにして、先に進みつつ、点つなぎの練習は継続してもらいました。
ここ最近、助けなくてもかなりいい線まで描けるようになってきて、それと同時に、やはりせめて100までの実感が伴っていないと、この先どんどん難しくなっていくのではという思いもあったので、久しぶりに100までの数をおさらいしてみることにしました。
すると、以前は何度やっても、10の棒を1,2,3…と指で押さえながら数えていたのが、3本や4本ぐらいはぱっと見てわかるようになり、3本と3本に区切ったり、4本と4本に区切ったりして尋ねると、それを合わせて6本や8本と答えられるようになっていました。
反応が明らかによくなったのが分かりましたし、指で数えなくてもある程度答えられるようになったのは、何より大きな変化でした。
点つなぎができない段階で無理をさせても無駄になってしまうのだなということを改めて実感するとともに、コツコツがんばってくれたことで、また成長したんだなと、とても嬉しく思いました。
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