誰かに認められること
少し前から一緒にレッスンをさせてもらっている、ここではほぼ気にならないものの、少し発達上のお困りごとがあるという1年生さんは、私から見ればとても可愛らしい子で、少なくとも算数に関しては能力的に全く問題ないと感じますし、時にはよくできて驚くことさえあります。
私は、子どもの機嫌を取るためだとか、やる気にさせるために、思ってもいないことを言うということができないのですが、それぞれの子ががんばっていたり、すごいなと思ったことは口に出すので、その子にも、ここではたびたび「すごいね」とか「よくできてるね」とかいう機会があります。
そういうこともあるのか、その子はここに来るのを楽しみにしてくれているそうで、楽しいからがんばる、その結果、更にできるようになって自信がつくという、いい循環に入りつつあるような印象を受けています。
数年前にある発達障害の診断がついた子が来てくれていたのですが、その子も、私との信頼関係のようなものができてから、自分に自信が持てるようになったようで、学校生活でも見違えるほど積極的になったという嬉しい話を聞かせてもらったことがあります。
学校で自信が持てなくなっていても、親とは別の大人に褒められること、認められることで、自信を回復したり、やる気が持てたりすることもあるように思います。
そして、私が誰かのそんな存在になれたら本当に幸せなことだと思います。
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