なんとも可愛い顔
自分にとって当たり前のことでも、子ども達にとってはそうではないことがたくさんあるというのは気を付けているつもりなのですが、図に書かれていて、見ただけで分かりそうなことだと、つい、なんで分からないんだろう?と思ってしまうこともあります。
今日のレッスンでも、算数が苦手な高学年さんが、面積の学習でL字や凹のような形の図形の面積を求める問題を考えていたのですが、あちこちに辺の長さが書かれていて、その問題を解くのに必要な長さは、足し算や引き算をしなくても、全て分かる図だというのに、ある部分のたてと横の長さをなかなか答えてくれませんでした。
う~ん、なんで??と思いつつも、表情は真剣で、一所懸命考えているようだったので、少し待ってみることにしました。
すると、しばらくして突然ぱっと表情が明るくなり、とても嬉しそうに「ああ~~!!」と何か発見したぞという顔を見せました。
要するに、こちらからすれば見たらすぐ分かるものが、その子の目には見えていなかったということなのだろうと思います。しばらくあれこれ見ていて、突然それを見つけた瞬間は、あの表情の変化につながったのだろうと。
別のレッスンの中学生さんも、証明をするのに必要な条件を、図を見ながら探していたときに、なかなか見つからなかった3つ目に気づいたとき、やはり「ああ~~!!」と納得の声をあげて、すっきりした嬉しそうな表情になりました。
そういうときの表情は年齢に関わらず、本当に可愛いので大好きです。
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