なかなかの謎
今日のあるレッスンでのこと。
国語も取っている子で、私と一緒にするより前に取り組んでいたワークブックの続きもここですることになったので、過去にやったところを見てみたところ、マルがついているもののおかしな答えのところがちらほらあったため、いずれ一緒に直しをしようと付箋を貼っておきました。
それとは別に宿題を出していたのですが、宿題にはしていなかった、いずれ直しをと思っていた付箋のところがあちこち直されていました。
しかし、直っている問題全てが解答と全く同じ答えが書かれており、他の問題へのその子の解答の様子などを見ている限り、どうも違和感がありました。元々おうちで取り組んだりもしていたようなので、おうちに解答があるのは確実でもあったので、おうちの方と一緒に直したのかもしれないなと思い、まずは決めつけないようにと「この答えおうちにある?」と尋ねただけなのですが、「ママが持ってる」と言った後、「捨ててるところもある」と、なんとも不思議な答えが返ってきました。
そのワークブックの答えはホッチキスでとめられた、まあまあ厚みのある冊子なので、部分的に捨てるということは考えにくく、そんな反応が返ってきた時点で、残念ながらおそらく私の予想が当たっているんだろうと思いましたが、念のため「おうちの人と一緒にしたんじゃないの?」と尋ねたところ、「ううん、してない」と……。
ああ…と思ったものの、これがまた不思議で、直しは一言一句解答と同じ答えが書かれているにも関わらず、今回宿題に出したところは、合っているところも間違っているところもあって、間違っているところは間違いなく、普段のその子の答えそうな答え方、惜しいけどそれじゃダメというようなものがずらりと並んでいましたので、恐らく新たに宿題に出したところに関しては、少なくとも大半は自分で考えたのは間違いなさそうでした。
これまでにも、やむを得ず後ろに答えがついたまま渡してあった問題集などの答えを丸写しして私に怒られた子などもいましたので、面倒だなと思ってそういうことをしてしまう子がいることは分かりますし、そうしてしまった子には、そんな風に宿題を終わらせても自分にとって全く意味がないのだから、しなくてもいいという話をしたりすることになるのですが、今回の場合、宿題として出したところはそれなりにきちんと取り組んでおり、宿題ではないところをすすんで直してきているものの、どうも自力ではなさそうという、なんとも不思議な状態で、どうしてそんなことをしたんだろうと。
最近は真面目に宿題にも取り組んでくれるようになった子だったので(いい加減にするぐらいなら残してきていいとも言ってあり、実際にこれはできなかったと残してくることもあるというのに)尚更不可解な行動に疑問は深まるばかりです。
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