なんか変わった
算数で苦戦しているということで来てくれた高学年さんは、当初から、真面目で礼儀正しく、控えめな子だったのですが、何かいうときもやや自信なさげだったり、尋ねたことに答えるときもちょっと怯えているように感じたり、なんだろうな、私が怖いからかなと思ったりしていました。
まあ、実際私は怖いので、私に怯えているのであればともかく、算数が苦手な状態できた真面目な子に、いきなり怖いということはまずないだけに、なんだろうな、算数に対する自信のなさから、色々躊躇うことがあるのかな?と思ったりしていました。
それが、少し前から表情が随分明るくなり、問題に取り組んでいるときも、時折楽しそうにしていることがあったりと、徐々に変化を感じるようになっていました。
それが、今回のレッスンでは、もう私にも慣れたのか、算数への苦手意識が薄らいだのか、何がきっかけなのかは分かりませんが、持ってくるべきものを丸ごと忘れたという報告まで、笑顔混じりに知らせてくれました。(笑)
慣れていい加減になるのは困りますが、何か言うのにも少しおどおどしていたその子が、明るい表情ではっきりした声で忘れ物のお知らせをしてくれたことは、やはりちょっと喜ばしいことでした。
勉強はできないよりできるほうが、嫌な思いをすることが少ないのではないかと思いますので、できるようになりたいという子の手助けはしたいと思っていますが、それより何より、できないことで自信が持てず、表情が暗くなっている子がいたら、その子が笑顔を取り戻してくれることほど嬉しいことはありません。
まだ算数に関しては「発展途上」の子ですが、楽しいと感じられるようになったら、これから先、きっといい方向に向いていくのではないかと思います。
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