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2021年9月18日 (土)

教えていないからこそ

今日もまた、予想外の感動をもらいました。

元々、かなり算数のセンスがあるように感じる子ではあるのですが、2年生にして現在2桁×2桁や3桁×2桁を終え、3桁÷1桁の学習をし始めていて、計算ばかりは(特にかけ算の筆算は面倒なので)辛いかなと、間に挟みこんだ、テープとのりしろ、ひもと結び目に関する文章題も、念のため、一度は実際に紙テープを糊で貼って繋ぎながら、問題を考えてもらったものの、1本につなぐ場合も輪にする場合も、いとも簡単に解いてしまいました。

前回出した宿題の中に、それに関連した問題で、同じ長さの紐を5本結びあわせて1本にすると長さが220cmになった。結び目に使った長さは合わせて30cmだった場合の1本の長さを求めようという問題に、少し不思議な式が書かれていました。

220+30=250

100÷5=20
20+20=40
40+10=50  答え 50cm

ぱっと見たときには、一番上の式以外、何をしているのか全く意味がわからなかったものの、いい加減な式を書いて済ませる子ではないので、その子なりに何か考えたはず…と式を見つめながら考えました。(この宿題が出た段階では、250÷5のような問題は、まだ一緒にしたことはありませんでした。また、その問題に関しては、絵を描いたり、どう考えてもいいというつもりで、式を書くようにも指定していませんでした。)

まずはどこから100が出てきたのか、更にはその答えの20と20を足しているのは何だろう…と考えていると、もしかして!!と思い当たることが。250は100が2個と50と考えて、100を5つに分けたら20ずつになるので、200ならそれが2回分、そして、この子の頭だと50を5つに分けるのは式を書くまでもなく10と分かったので、そこは式を書かずに、最後に10を足したのか??そうなのかな???と思い、その子に、「ねえ、これってもしかして…」と自分が推測した通りのことを尋ねると、当たり前の表情で「うん」と頷きました。

この子の頭の中では250という数がきちんと浮かんでいて、分けられるものを順番に分けて、最後に集めればいいと、自分ができることで解く方法を考え、しっかり解き切っていたことに本当に感動して、すごいね!!と、私がひとりで感動しながら、思わず花まるをしました。

解法を教えないからこそ、思いがけない方法を見られることがあって、本当に楽しいです。子どもってすごいですよね。

 

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