ゆっくりの子達
教室に来てくれている子達の中には、算数で苦戦している子やお困りごとがある子も少なからずいます。
一所懸命がんばっているのに、なかなか結果に繋がらなくて、見ていてもどかしくもなり、気の毒にもなることがあるのですが、そんな状態を何年か続けていた子が何人か、今年度になって、あれ?なんか随分成長した?算数に対する拒否反応がなくなった?と感じることが重なりました。
その昔、塾講師だった頃に、かなり熱心に補習などもしてなんとかほかの子達と同じぐらいできるようにならないかと、私もがんばっていた子がいたのですが、本人も努力しているのに結果が出ず、少なくとも算数に関しては、この子は無理なのかもしれないと思いかけていました。
それが、ある日突然、え?なんでそれができるの?え?それもできるの??という感じで、できることの範囲が一気に広がって、気づけばそこそこ算数ができる子になったということがありました。
もちろん、誰でもコツコツ努力をすれば、必ず何でも結果が出るとは思っていませんが、努力せずに突然結果につながることは奇跡でしょうから、それに比べれば、諦めずコツコツ努力を続けることで、何かその子にとっての「時期」が来たら、急激に変化するということは、少なからずあるのかもしれないと思います。
人の成長のペースや理解のペースは本当にそれぞれ違いますから、成長が追いついてくるタイミングなどもあるのかもしれませんが、とにかく、がんばりが結果につながるのは見ていて私も嬉しくなります。
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