« オフ | トップページ | これまでと違う気がする »

2021年8月 3日 (火)

ペーパーテストで測れるもの

夏の間、スポットでレッスンのご希望を頂いた1年生さんは、私が見る限り、平均的な1年生男子よりずっときちんと論理立てて話せる賢い子だと感じるのですが、おうちの方は色々悩みがおありとのこと。
お話を伺うと、習い事の教室で受けたテストで0点を取ったとか、学校で引き算が遅いので練習するように言われたとか、おうちの方は悩んでおられるようなのですが、本人は何とも思っていないような印象です。

それを見て思ったのですが、特に、まだ幼い子達のテストの結果や計算などのスピードは、本人がテストで100点を取りたいとか、悪い点を取りたくないとか、そういう意識を持てるかどうか、計算の速さも、速くしないといけないと感じるかどうかで、結果が大きく変わってくることもあるのではないかと。

仮に、テストの問題の内容が全て理解できていたとしても、テスト自体に興味がなければ問題を解こうとしない子もいるかもしれませんし、それを思えば、幼い子の知能を測るようなペーパーテストは、高い知能と判断される子はともかく、知能が低いと判断される子の中には、実際のその子の持つ知能を反映していない場合もあるんだろうなと。

ペーパーテストで測れるものは、あくまでもテストの受験者が解こう、少しでも点数を取ろうという意思があって初めて、ある程度参考になる結果になるのだなと気づかされました。

|

« オフ | トップページ | これまでと違う気がする »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« オフ | トップページ | これまでと違う気がする »