結果オーライ
今週何日か警報が出ていたことで、お休みした子が何人かいたのですが、今日は送迎の都合でお休みすることになった子がいたり、時間が合う子がいなくてひとりの枠だったりしたところに、お休みした子の振替がすっぽりはまりました。
多少のイレギュラー感はあったものの、来てくれた子達は概ねみんな好調でほぼ終始穏やかに楽しくレッスンが進みました。
高学年に差し掛かった時点で算数に行き詰ってしまい、1学期の途中から来てくれている子は、文章題にしろ数にしろ、イメージできていないまま、与えられた数字を適当に計算してきていたんだろうなという状態で、それを少しずつ改善するために、絵や図を描いてもらい、それを見ながら考えてもらったりということをしています。
ただ、大きな数になると、頭に思い浮かべるにも限界があり、絵に描くにもやや難しいので、こちらから見れば、なんでそこがわからないのかなと思うようなことでもぴんと来ないことがあります。
今日は過去のおさらいで700000より1小さい数の答えに「666669」という答えが書かれていました。まずは、それに1を足して元に戻るか確かめてもらったところ、答えは666670にしかならず、答えが間違っていることは分かったようですが、その子にとって70万はイメージできない数らしく、どうも何も思い浮んでいない感じでした。
そこで、「70万って1万円札何枚分?」と尋ね、「70枚」と答えることができたので、「そこから1円だけ使うんやけど、使わずに残る1万円札は何枚?」というと、これも「69枚」と答えられました。そこで、「じゃあ、10000円から1円使ったらどれだけ残るの?」というと、少し考えて9999円と答えられました。その段階を経て699999という答えを書くことができたのですが、少なくとも、その子にとって全くイメージできない「700000」が「1万円札70枚」となんとかイメージできるものに置き換わったことで、時間はかかっても感がられるようになったわけです。
とにかく今は少しでも多く、イメージと数が結びつくように働きかけることを心がけ、本人も、絵を描けば分かるとか、何かに置き換えたら分かるとかいう経験を重ねることで、なんとか自信をつけていってほしいと思います。
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