中休み?
昨日は一旦警報解除になったのに、今日はまた朝から大雨警報が…。
晩に向かって天候回復しそうでしたが、夏休み中はレッスン時間が繰り上がっている子がほとんどのため、それぞれの方にご連絡差し上げたところ、今日は半分のお子さんがお休みされることになり、夏休みになって以来最もレッスンが少なかったのではないかと思います。
夏休みのレッスンもカウントダウンに入り始めましたが、ここでちょっと中休みをもらったような気分です。
そんな中、レッスンに来た子のひとりは、ここに来る以前から大手の塾に通っていて、既に学年よりかなり先のことまで習ってしまっているのですが、習ってその場でできるようになっても、本当の意味では理解していないのでは?と感じるところも少なからずあるので、そういう「穴」を見つけ、本当に理解してもらうということをしています。
今日は小数同士の掛け算をしたのですが、やはりそれももう習ったんだなという感じで、導入のために描かれた図などは適当に読み流し、さっさと計算を始めました。
小数同士の掛け算は、整数同士の掛け算ができれば、あとは小数点をどこに打つか、どういうルールで打つかを覚えれば、ある意味誰でもできる計算です。ただ、どうして小数点をそこに打つのかが分かっているかどうかや、数字を見たときに、このぐらいの大きさになりそうだなと感じられるかどうかが、大きな差になってくることもあります。
どんどん計算していくその子を黙って見ていると、恐らくまだそこまでの桁の小数同士の掛け算はしたことがないんだろうなというところに差し掛かったあたりから、答えがめちゃくちゃになり始めました。驚いたのが、0.39×20(小数×整数は既に学習しており、恐らく塾でもとっくに習っているはずなのですが)を0.39の0と20の0をどちらも線で消して、「78」と答えたことでした。
そこで、どうしてそうなるのかを尋ねても説明はできない様子で、0.39が20回ってことだけど?と言っても反応はなし。さて、どうしたものかと思い、「0.39×2は?」と尋ねると、0.78だというので、これで気づいてくれるはずと思ったのにまだ気づかず、この状態なのに、39×20の答えの後ろから小数点を2回動かすというようなテクニックを教えても、その子の力にはならないと思い、0.39を20段重ねで書かせてから、たし算の筆算をしてもらいました。
それでも初めは間違えて、再度考え直してようやく正解になったのですが、ここまで曖昧な理解で先取りをしても、全く何の力にもなっていないのではないかと、また少し憂鬱な気持ちになりました。(先に習ってしまうと、新鮮な気持ちで問題に向き合うことはできませんし、習ったことを思い出して解こうとしがちなので、記憶が曖昧だと正解できるかどうかは運に左右されるような状態になりますので…。)
さて、明日はお天気回復するでしょうか。
明日もどうぞよろしくお願いいたします。
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