覚えるべきこと
数学が苦手な中学生に、数学は覚えることはとても少ない科目だという話をしていますが、それでも最低限覚えなくてはいけないことや、苦手であれば覚えておくことのメリットが大きいものはあるので、そういうものは覚えるべきものとしてその都度伝えてはいました。
しかし、先日、定番中の定番のような公式も忘れてしまっていることが分かり、さすがにちょっと愕然としました。
ただ、小学校低学年の頃からずっと苦手意識を持っていたそうなので、一度言っただけでは印象に残らなかったり、どれを覚えるべきかの判断が自分ではつかなかったりするのかもしれないと、再度小学校高学年以降、中3の1学期までの間で覚えておくべきことを書き出してみました。
すると、箇条書きにしてレポート用紙1枚、もう少し詳しくまとめたとしてもせいぜい2枚あれば十分まとめられる程度の内容しかなくて、英語や社会その他、覚えなくてはどうにもならない科目に比べれば、たったこれだけの量を覚えるのなんて朝飯前なのでは?と思うほどでした。
苦手な子の場合特に、公式がいくつもあるとかえって混乱しがちなので、例えば速さの公式なら「道のり÷時間=速さ」のひとつだけを覚えさせ、道のりと速さが与えられている場合は、このままの公式にその2つの値を代入して時間を求めるようにする。乗法公式、因数分解の公式も、それぞれ4つ出てくるものを最初の1個だけ完璧に覚え、使いこなせるようにする。そういう風にした方が間違いにくいのではないかと思います。(覚えるのが得意な子は全部覚えればいいと思いますが。)
明日のレッスンでその子には再度、最低限覚えるべきことを確認しようと思います。
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