言えば笑うのに…。
子ども達とレッスンをしていると、学年が上がり、大きな数の計算が必要になった後、単位換算などが必要な問題でとんでもない答えをそのまま書いてしまうような子達が現れます。
もちろん、こちらが指摘しなくても気づく子もいますが、今日のレッスンでも、大きな水槽に水を入れるのに使う給水管が1分に何Lの水を入れているかをグラフなどから読み取る問題で、恐らく考え方の方向は合っていたのだと思いますが、途中で計算も間違えたようで、本来96Lという答えになるべきところに9600Lという答えが書かれていました。(本来は96000㎤という答えをLに換算する必要がありました。)
そこで、「ねえ、普通、お風呂でも200Lとか300Lとかなのに、1分にその30倍とか40倍とか水が出るの?!」というと大笑い。
でも、答えを書くときには、自分が書いた9600Lというのがどのぐらいの量なのか想像もしなかったのでしょう。(計算間違いをしていなければ96000Lと答えていたでしょうから、それならさすがに何か気づいたでしょうか…。)
そういう間違いをする場合、数量の感覚が伴なっておらず、ただ計算だけをしているか、よく考えず手抜きで適当に書いてしまっているかなので、1分に9600Lが多過ぎることを理解できる子は、問題を解く際にイメージすることを心がければミスは減らせるのではないかと思います。
昨日のレッスンでは、どう見ても90度より遥かに大きな角度なのに、反対の目盛りを読んで「45度」などと答えていた子もいましたが、その子に、それが90度より大きいと思うかどうか尋ねたところ、すぐに大きいと答えましたから、これは完全にやっつけで宿題をしてミスをしたパターンとも言えるでしょう。
答えを書く前に、このぐらいの大きさなのではないか、このぐらいの量なのではないかと予想することも、ケアレスミスを減らすには有効かもしれません。
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