体重「9.9kg」
子ども達とレッスンをしていると、時々、つっこまざるを得ないような答えに出合うことがあります。
中にはいい加減に取り組んだ結果という子もいますが、算数があまり得意ではないような子は一所懸命考えたもののなぜ?!というような答えを出し、でも、苦手というのは算数に関しての感覚やセンスが十分には備わっていない場合も少なからずあるため、本人は違和感を抱くこともないなどというケースもあります。
で、今日のレッスンでは、算数がかなりよくできるため、学年よりかなり先に進んだことをしている低学年さんが、つっこまざるを得ない答えを書いてきていました。
体重の平均に関する問題で、体重を測った日には一人休んでおり、その時点のクラス平均の体重も、休んだ子が加わった平均の体重もどちらも30kg台で、休んでいた子の体重を求める問題に(その時点で休んでいた子もほぼ間違いなく30kg台なのですが。)その子が書いてきていた答えが「9.9kg」でした。
「9.9kgって、そんな小学生、さすがにおらんでしょ。」
そういえば、「ああ、そうか~」と返ってくるかと思ってい。たのですが、「え?そうなん?おらんの?」と、これまた予想外の答えが。(汗)
「さすがに小学生で9.9kgはおらんのちがうかなぁ。もしおったとしたら、病気で入院して動かれへんとか、そんなん違うかな」と言っても、まだ「へぇ~、そうなんや。」と。
レッスン終盤だったので、お母さんがお迎えに来られていて、お母さんも笑っておられましたが、お母さんに「僕の体重どんぐらいやったっけ?」と尋ねていました。
小学校低学年、中学年ぐらいだと、まだそういう子も結構いるのかもしれないなと気づかされると同時に、結構細身のその子自身がその2倍以上の体重なのですから、少し考えれば気づきそうな気がするのに、興味がないと知らない、気付かないということはあるんだなと改めて感じました。
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