初めての出来事
勉強、宿題は自分のためにするのだということは折に触れ、子ども達に話してはいるのですが、それでも残念ながら、時々、宿題でズルをしていることに気づいてしまうことがあります。
プリントの宿題は子ども達に答えを渡すことはありませんが、国語や、算数、数学でも必要に応じてワークブックなどの答えを渡すことがあり、その答えを写してバレたりというのは典型的な手抜きのパターンですが、今週のレッスンで、多分、そこそこ長く子ども達と一緒に勉強していますが、その私でも多分初めての珍しいパターンのズルを目にしました!!
もう、一体どうして??どうしてなの???と、怒るより、あまりにおかしくて笑ってしまいそうなズルだったのですが、それは何かというと、3桁×3桁の筆算の宿題で、それぞれの位を掛けた答えを確認していくと、1段だけ合っているとか、3段とも違っているとか、計算は合っているけど位の位置がずれていて、そのまま足すと答えは合わないとか、そんなミスを多発しているのに、なぜか最終的な答えだけは全て合っているのです!!!!(笑)
比較的新人さんの上、算数で苦戦していて、うちに来てくれることになった、とても一所懸命で真面目な子なので、まさかそんな荒業でズルをするとは思っていなかったので驚きましたが、さすがにこれは言わねばなるまいと、「ねえ、ちょっと聞いてもいい?」と切り出して、その子が書いた筆算の答えのところを見せ、「ここは合ってるけど、こことここは違うのに、答えは合ってる。これも、ここが違うのに、足した答えは合ってる。これなんて、これ足してもここまで(5桁)にしかならないのに、答えは合ってるのよね。なんでかなぁ?」と尋ねたところ、ひたすら無言。(笑)
まだ新人さんの上、できないところがたくさんあることはわかっているので、できないところは空けてきてもいいと伝えてあり、わからないところをおうちで解き方を教えてもらわなくていいと初めに言ってあっただけに尚更、一体どうして??と思いましたが、電卓なりを使うのであれば、それぞれの位を掛ける計算も電卓ですればバレなかったかもしれないのに、そこは残念ながら、多分その子は筆算の計算の意味をまだきちんと理解できていないようなので、思いつかなかったのでしょうね。
それにしても、なかなだ大胆で斬新なパターンのズルに本当に驚かされました。(笑)
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