わかると穏やかになる
ここ2週にわたって、しきりにこちらを見て、答えが合っているかどうか確かめようとしたり、途中でトイレに行ってなかなか出てこなかったりという状況になった低学年さん。賢い子なので、すんなり理解できないことが不安なのかもしれないなとも思いましたが、その子は以前から間違えることに強い抵抗感があるようなので、間違えることは悪いことではないということも何度も伝え、すぐに分からない問題もたくさんあることも伝えつつ、極力助け過ぎないよう(その加減がなかなか難しいのですが…)試行錯誤を重ねてきているので、やはり教え過ぎ、助け過ぎになるぐらいなら、様子を見て、一旦保留にすることも考えていました。
しかし、今週は先週までとは打って変わって、答えを書くたびこちらを伺ってくることはなく、1つ1つ落ち着いて考えているのがわかりました。
もちろん、おうちでも取り組んでくださったのだと思いますが、少なくとも、きちんと考えられるようになっていて、その結果、悲しい表情になることもなく、ほぼ終始穏やかな表情でレッスンが進み、終わった後も笑顔でおしゃべりをしてくれました。
子どもが難しいと感じる場合、何度か取り組んでもずっと苦戦しているよう場合は、まだその問題に取り組む段階ではないということも考えられますので、保留にして時期を待つ必要もあるかもしれません。ただ、簡単なものばかりしていても、頭をしっかり使うことはありませんから、初めは難しそうにしていても、どうにかこうにか解いているようなら、量は加減しつつも、がんばって取り組んでもらい、そのうち穏やかな表情に変わるはずなので、それをきちんと見届けることも大事なことだと思います。
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