悩ましい…。
年長の頃からレッスンをさせてもらうようになり、もう数年経つ子なのですが、多分性格なのだと思いますが、少しでも不安なときは合っているかどうかを確かめてくる癖がなくなりません。
算数が苦手な子であれば、また対応も変わってくるのですが、その子の場合、決して苦手なわけではなく、問題によってはむしろ、そんなのを何も書かずに解けるの?と驚かされたり、多くの子が嫌がるところを全く苦にせず取り組んでくれたりもするので、私としては、自分で自信をもって答えを出してほしいと思いますし、確認しないと不安という状態からなんとか抜け出してほしいと思うので、「自分で思う答えを答えて」というような対応になりがちです。
実際のところ、テストなどでは誰かに聞くことはできませんし、そもそも、ここに来てもらっているのは、成績をあげるとか、点数を取れるようにするとか、そういうことではなく(結果的にそうなることがほとんどですが)、自分の頭でしっかり考え、答えを出す、決断するということの練習のため、ひいては、よりよく生きていくために必要な力をつけてもらうためだと思っているので、合っているかどうか自信がないものを「合ってる?」と尋ねてきた場合は仮に合っていても、その子にはまだ自信がないない、もしくはまだしっかり考えていないのかもしれませんから、正誤は答えても仕方がありません。(それを聞いて、違うと言われたからもう一度考えるというような癖は付けない方がいいと思っていますので。)
もちろん、幼い子などは、初めのうち、ある程度しっかり考え、きっとそれが正しいと思っていても、不安で尋ねてくるような時期がある子もいますが、そういう子達も成長と共に自然と、いちいち確めなくても大丈夫になっていくことが多いように思います。ですが、その子を見ていると、今も幼い頃の不安な状態が続いているような印象もあって、突き放してはいけないのか、でも、手助けし過ぎるのは絶対子どものためにならないし…と判断に迷います。
子ども達はみんなそれぞれに違う個性、性格を持っているので、ひとりひとりにバッチリの対応というのは、何年やってもなかなか難しいですね…。
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