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2021年6月 2日 (水)

気づけるかどうか

自分にとっては説明されるまでもなく気づけたことを、気づかない子がいるということを、教室をしながら何度も学んできました。もちろん、自分にはなかった視点を子どもからもらうこともありますが、例えば、国語の問題で、記述の解答欄の大きさが問題によって違う場合、狭い解答欄に米粒みたいなサイズでびっしり答えを書くのは、ほぼ確実に正しい答えではありませんし、狭い解答欄がある一方で明らかにそれより広い解答欄にちょろっと10文字程度で答えを書いて、それが十分な答えであることもないと考えていいはずです。

もっと簡単な例では、15字以内という字数制限で、解答が10字以内に収まることはまずありませんし、15字程度でという場合は15字を少し超えると考えることが自然です。

これはテクニックと言われることもあるかもしれませんが、そもそも、大きな解答欄が必要ないのにわざわざ大きくしないし、10字で収まるのに、わざわざ5マス余分にマスをつけないというのは、問題を作る側の自然な発想だろうと思います。(わざとひっかけてやろうと考える問題作成者がいないとは言えませんが…。)

そういうことに気づけるかどうかも、問題が解けるかどうかに影響しているのだろうと思いますので、言われなくても気づける子はいいのですが、そこに気づけない子には、やはり繰り返し伝えていかなくてはいけないのだろうと思います。

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