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2021年5月 7日 (金)

まず解いてみてもらう

教室に通って数年になるような子達は、余程のことがない限り、まず自分で考えてみるというのが当たり前になってくれているので、私もそれぞれの子の様子を見ながら、これはまずやってみてもらおうとか、最初に少しだけ解いて見せようとかを判断するのですが、相手が中学生になると、うっかりすると、つい、初めに必要以上に声掛けをしてしまいそうになることがあります。

例えば、括弧の前の符号がマイナスのとき、展開するときに符号を間違えやすいとか、係数が小数の式を整数になるように直すときに、両辺に同じように掛けなくてはいけないのに、かけ忘れのミスをしやすいとか、問題によって、子ども達が引っかかりやすいところがある程度わかっているので、つい、事前に気を付けるように言いそうになることがあるのです。

今日のレッスンで、連立方程式の利用の定番問題のひとつ、昨年度の男子生徒と女子生徒をそれぞれx、yと置いて式を作るのに、問われていることは今年度のそれぞれの生徒数というものが出てきました。初めに、昨年度の男子生徒、女子生徒をx、yと置くべきであることと、出た答えは昨年度の生徒数なので、更に計算して今年度の生徒数を求めなくてはならないことがポイントなのですが(もうひとつ、ふたつ、説明を添えた方がいいこともありますが)、ふと、この子ならまずどう解くのか見てみようと思い、黙って見ていました。

すると、当たり前のように昨年度の男子、女子をx、yと置いた後、出てきた答えを更に計算して、きちんと今年度の生徒数まで求めました。
それを見て、ああ、すごいな、ちゃんとわかってるんだなと感心し、安心するとともに、先に言わなくてよかったなとも思いました。

先に言ってしまっていたら、私はその子に「すごいね、完璧やね!」ということはなかったでしょうし、言われなくてもできることをあれこれ聞かされて面倒だなとか、退屈だなとか思わせていたかもしれません。危ないところでした。
子どもにとって貴重な考える機会、私にとっては感動する機会を、うっかり潰してしまわないよう、一層気を付けていかなくてはと思いました。

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