興味深い
レッスンさせてもらっている年長さんで、好き嫌いがとてもはっきりしている子がいます。賢い子なのですが、やりたくないことは決してやらない。それも、別にもじもじ嫌がるとかではなく、もう気持ちのいいぐらいすっぱりと「やらない」とか「これイヤ」とか言ってくれるので、嫌なものを無理強いせずに済むのは助かりますが、それはここのレッスンに限らず、日常生活でも一貫して、嫌なものは嫌という子なのだそうです。
もちろん、誰しも程度の差はあれ、嫌なものは嫌で、できれば避けたいというのは自然な感情だと思うのですが、その子は飴も大抵いらないと言いますし、それは気の毒だと思い、何か好きな飴があるのならそれを用意しようかと尋ねても、遠慮しているという感じではなく辞退されます。
教室を始めて以来、ああもすっぱり飴を辞退する子も記憶にないのですが、お母さんのお話では、周りのお子さんも色々な習い事をしているので、その子にも体を動かすものや頭を使うものなど、色々なジャンルで体験をさせてみているっものの、うちの教室に体験に来たときに即決したのとは違い、どれもやると言わないのだそうです。(とはいえ、うちのレッスンでも嫌いなものはすっぱり断られるのですが。(笑))
この先、この子はどんな風に成長していくのか興味深いですし、自らやりたい!というのはどんなものなのかも気になります。
ただ、小学校に入ると、先生のいう通りにとか、みんなと同じようにとかいうことを求められる機会が増えるので、その状況に対して、その子はどんな反応を示すのか、賢いのでそこは状況判断で合わせられるのか、まだ1年近く先のことではありますが、少しだけ気がかりです。
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