興味を持てるかどうか
私はたぶん小さい頃からなぞなぞやクイズ、パズルなどが好きだったように思いますが、それは大人になっても変わらず、若い頃にはジグソーパズルにどっぷりはまった時期があったり、数独やイラストロジックなどにもはまった時期があったり、教室で子ども達に取り組んでもらうための思考力系の問題を考えるのも好きです。
好きなことは自然とやる気になりますし、それらのことは私にとっては娯楽、もしくはそれに近いものですから、そういう問題を嫌がる気持ちは想像しづらいところがあります。
今日のレッスンで、思考力系の問題を考えていた子が、問題としては少し難しいものだったのですが、見るからに気がすすまない様子で、適当に答えを書いているのを見て、その子は考える力は持っているはずだなので、そんなことならやる意味がないと注意したのですが、もしかしたらその子にとって、その問題は全く興味が持てない問題だったのかもしれないなと、あとになって思いました。
8チームでのトーナメントのサッカーの試合で、それぞれのチームの全試合の総得点と総失点がまとめられた票があるのですが、その表はところどころ空白になっており、理詰めで考えて、AチームとBチームが1回戦で対戦しているが、Aチームの総失点が3点で、Bチームの総得点が2点であれば、Bが2点しかとっていないのに、Aが3点取られるというのは1試合では起こり得ませんから、だとすれば、Aは勝ち進んでいるというような考え方で詰めていかねばならず、でも、きちんと詰めていければ十分解くことはできる問題でした。
でも、その子は恐らくサッカー自体に興味がないのでしょうし、そもそも、トーナメントの試合を経験したこともないようでしたので、ほとんどイメージができないものを理詰めで考えなくてはならないとなれば、やる気は起こりづらいのも不思議ではありません。
本人が自分の頭で一所懸命考えなければ意味がないというのは本当ですが、思考力系の問題でも楽しいと感じられない子もいることを、私ももっと意識しておかなくてはいけないなと反省しました。
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