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2021年4月30日 (金)

4月最終日

昨年のGWは、29日から5月6日まではうちのような小さな教室も休業要請の対象となり、とはいっても、個別に連絡など全く来ず、急なことだったので29日まではレッスンをし、今日から5月6日までは完全にレッスンをお休みにしていたようです。

その頃のブログを見返すと、使い捨てマスクが全くというほど手に入らなくなっていた時期だったようです。医療現場では防護服や使い捨てのガウンなどが不足して、多くの方が困っておられたのも記憶にあります。

そういう意味では、国が何かをしてくれたという印象はほぼ全くないものの、民間企業などのがんばりのお蔭で、少なくともマスクはほぼ価格も落ち着き、いつでも手に入るようになりましたし、消毒用のアルコールその他もいつでも買えるようになったことは、1年経ってよくなったことですね。そういえば、昨年の今頃は消毒用アルコールも手に入らず、色々な酒造メーカーが高濃度アルコールを消毒にも使えるようにと売り出してくださったということもありました。
念のためにと、アルコール度数65%のスピリッツを3本購入しましたが、消毒には1本の半分を使っただけで、あとはどう使おうかしらという状態です。

感染状況は昨年の今頃より遥かに深刻さを増している気がしますが、防御に必要なものを揃えるのは昨年より遥かに手軽になりました。
ありがたいことだと思って、引き続きしっかり予防対策をしていきたいと思います。

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2021年4月29日 (木)

昭和の日

今日はレッスンはお休みで、雨降りだったこともあり、出勤せず、家に引きこもっていました。
でも、目に入るのは憂鬱なニュースばかり…。
ストレスをためると免疫力が落ちそうなので、気をつけなくては…。

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2021年4月28日 (水)

心配です…。

ここに来て、子ども達が通っている学校で感染者が出たというお話をいくつか聞くようになりました。
昨年も近くのいくつかの学校などで感染者がというお話は聞きましたが、割合が高まっているように感じます。

今日はコロナ禍以前は大阪で勤務しており、現在は他県の大学病院で医師をしている同級生が、大阪、兵庫の医療が本当に危機的状況にあるとSNSに書き込んでいました。その友人は、これまではずっと、まだ大丈夫、なんとか大丈夫だから、みんなは手洗い、うがい、マスクなど、するべきことをきちんとしてねというようなことを言い続けていただけに、言葉の重さが違いました。
ご高齢の方が感染された場合は、治療を諦めて、自宅で看取ってくださいという対応をせざるを得ないケースも出てきているそうです。

どうぞ皆さんもくれぐれもお気を付けください。

教室は年間カレンダー通り、明日から5日まで通常レッスンはお休みになります。
どうぞよろしくお願いいたします。

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2021年4月27日 (火)

問題を作るとき

問題を自作するようになってから、より色々なことに気づくようになりました。
また、問題を作るために色々なことを調べるようにもなりました。

今は単位量あたりの問題をあれこれ考えているのですが、人口密度の問題は、一般の問題集などでは架空の市や町などが設定され、それらの人口密度を求めたり、人口密度から人口や面積を求めたりというような問題が多いのですが、そういう問題を解いても、きっと何も楽しくないのではと思います。
A市やB町と言われても何もイメージできない上に、桁が大きいので計算は結構めんどくさい。おまけに、四捨五入しなくてはいけないようなものも少なくないので、ほとんどの子にとっては、あまりやりたくない問題のひとつなのではないかなと思います。

せっかく問題を作るのであれば、実際の国や地域を挙げて比較するなどすれば、少しは興味を持てる子もいるのではないかと思いますし、中にはそこから興味が広がって、色々な国や地域について調べる子もいるかもしれません。
北海道は広いことは知っていても、自分たちの住む都道府県の人口密度と比較することで、ただ広いだけでなく、人も少ないのだなと実感するかもしれませんし、ロシアやアメリカ、中国などが大きな国だと知っていても、人口密度はかなり違うとわかれば、また何か思うことがあるかもしれません。

もちろん、それでも興味を持たない子は持たないでしょうけれど、少しでも何かイメージできるものを、できるだけ問題に取り入れていきたいと思いながら、あれこれ調べたり、考えたりしています。

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2021年4月26日 (月)

オフ

今日はレッスンがなかったので、一歩も外に出ないことにして、引きこもっていました。
私は家にこもっていても全くというぐらいストレスを感じないので、不要不急なら外出するなと言われても平気ですが、フットワークが軽く、会食や旅行が趣味というような方は本当に辛いだろうなと思います。
もちろん、マスク必須で外で大声出して走り回って遊べない状況が続いている子ども達も、ストレスを感じているのでしょうね。

明日からまたどうぞよろしくお願いいたします。

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2021年4月25日 (日)

緊急事態宣言初日

今日は以前から決まっていたレッスンがあったので出勤しましたが、街の人出を見る限り、全く宣言初日とは思えない感じがしました。
マスクをしていたら遊びに出かけてもいいという解釈なのかなと思ったり、若い子達に1年以上も我慢を強い続けるのにも無理があるのかもなと思ったりしつつ、私は自分のできることを日々粛々と…と思っています。

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2021年4月24日 (土)

保護者の皆さまにメールを差し上げました。

明日からの緊急事態宣言期間のレッスンについて、保護者の皆さまにメールを差し上げました。
休業要請の対象ではないことや、学校も休校にならないことなどから、これまで通り、マスク、消毒、換気などできる対策を取りながら、レッスンさせて頂く予定でおりますが、「不要不急」の外出は自粛するようにとの要請は出ますし、大切なお子さん達の健康は何より優先されるべきことと思っていますので、お休みされる場合は、その分をお月謝から差し引いて頂きます。

元々年間予定で4月29日から5月5日までは通常レッスンをお休みにしてありましたので、宣言期間が延長にならなければ、実質1週間ほどですので、一斉にお休みさせて頂くことも考えましたが、現時点ではご希望があればレッスンをさせて頂く予定です。
よろしくご検討のほどお願いいたします。

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2021年4月23日 (金)

緊急事態宣言が出ますね。

現状を見ると、とにかく何か手を打たないと、兵庫県、特に神戸市も医療崩壊につながりかねないのは想像がつきますし、もしかすると1年前の緊急事態宣言が出ていたときより、更に事態は深刻になっているのではとも思いますので、宣言が出ることはやむを得ないと思うものの、その期間が4月25日から5月11日までというのは、感染者数を下げる、感染を抑え込むというのには、短くはないのだろうかという気もします…。

初めに短く設定して、ダメだったから延ばしますというのは、長く設定していたけれど、状況が改善したので早めに解除しますというより、色々問題がありそうにも思うのですが…。

昨年のGWの時期はうちのような小さい教室でも休業要請の対象になりましたが、今回は今見た限りでは、一斉休校という話はないようですし、習い事などに関しても何か決まったのかが見つけられていないので、レッスンを休む必要があるようでしたら、また皆さんにご連絡させて頂きます。

ただ、休業要請の対象にならない場合でも、念のためお休みされるようでしたら、お月謝は回数分で頂きますので、よろしくご検討ください。

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2021年4月22日 (木)

私も嬉しい

小1の頃から算数に苦手意識を持つようになり、それを悪化させつつ中2まで過ごしてきたという子と、中2の終わり頃から一緒にレッスンをさせてもらうようになりました。
真面目な子のようで、苦手なりに授業は真面目に聞いていたんだろうなと感じられるところが多々あり、強いコンプレックスがあるにしては、分かっていることも多く、何より、量の感覚などは身についている印象を受けました。

春休み中はレッスン回数を増やしてもらい、小3ぐらいから全てひと通りおさらいを始めたのですが、せっかく中3が始まる前に一緒にレッスンできるようになったのだから、中3のスタートは自信をもって授業に臨んでもらえるよう、少し先取りもしたので、さすがに春休み明けまでに小6まで全部は終わらず、中学内容はごく限られたおさらいしかできぬまま、春休み明けの課題テストを受けることになりました。

長年にわたって持ち続けてきた苦手意識が、そこまで短期間に劇的に変わることは難しいかもしれないと思っていましたし、何より中学内容はまだほとんどおさらいできていない状態でしたので、せっかくがんばっているのに、結果に全く現れなかったらどうしようと、少し心配もしていました。
ですが、結果は本人がニコニコ「嬉しいです」と報告してくれるもので、私も本当に嬉しくなりました。
もちろん、あくまでもその子にとって「これまでの中ではかなりできた」ということなので、まだまだ伸びしろはたっぷりあるのですが、それでも小学校のおさらいをした時点で、ここまで結果が出ることに驚きもありました。

これからが楽しみです。

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2021年4月21日 (水)

どうなるでしょうか…。

大阪に足並みを揃えるということで、どうやら近いうちにまた緊急事態宣言が出るようですね。
昨年は2ヶ月学校も休校になりましたが、今回はどうなるでしょうか…。

発表があってからしか対応のしようもありませんが、変異株は子どもにも感染するようですし、状況次第ではレッスンをお休みさせて頂く必要もあるかもしれません。
今後の国や県の発表を待ってからの判断になりますが、予定変更などをお願いすることになるようでしたら、できるだけ早くご案内させて頂きますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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2021年4月20日 (火)

切ない口癖

子ども達とレッスンをしていると、問題を考えてもらっているときに、「待って待って」とか「ちょっと待って」とか言われることが少なくありません。
そもそも、私は子どもが考えている間は待ちますので、それを言われるたび「待ってるやん?」とか「何も言ってないよ?」などと返すのですが、それでも、別の機会に同じ子が、こちらが待っているにもかかわらず「待って!」と言ってくるのです。

その言葉を聞くたび、いかに普段の学びの場で、考えている途中に遮られる経験をしている子が多いのかを思い、ちょっと切なくなります。
分かるまで考えたいのに、何かしらアドバイスをされたり、時には解き方を説明されたりする経験を何度もしているからこそ、待つのが当然のスタンスの私にまで、待って!というのが癖になっているのだろうと思うからです。

これまでに何度も書いていますが、私自身、教室を始めた際は、子どもが考えるのに必要な時間がそんなにも長いのだとの実感がありませんでした。教えてはいけないと言われていたため、目の前の子をじっと見つめながら、本当に待っていていいのだろうか、これでお月謝を頂いていいのだろうかと、何度も何度も葛藤し、塾講師だった頃に待っているつもりだった時間の数倍の時間、もう限界を超えているぐらいまで待っていると、何事もなかったかのように答えを出す子を何度も目にするようになり、「今、ずっと考えてたの?」と尋ねると、当たり前に「うん」と答える子ども達を見て、小さい子達が考えるのに必要な時間はこんなにも長いのか!!と心底驚いたのは今でもずっと忘れられません。

集団授業の学校ではなかなか難しいかもしれませんが、せめてご家庭では、自分が考える「子どもが考えるのに必要な時間」の3倍から5倍ぐらいの時間待ってみてほしいと思います。もちろん、ご家庭では子どもも気が散りやすかったりするかもしれませんし、問題によってや、その子の興味、能力の違いによって、あっという間に答えを出す場合もありますが、少なくとも、考えていそうな間は待ってあげる、判断が付かない場合は「助けがいるときは言ってね」などと言って待つということが、後々大きな力の差になって表れてくるように思います。

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2021年4月19日 (月)

狐につままれたような気分ですが…。

金曜におかしくなった複合機、修理に行けるのは月曜になるとのことだったので、今日は午後から出勤し、ついでに少し仕事を。

約束の時間に来られた修理担当のお兄さん。呪われた(?)真っ赤な印刷物をお見せしたところ、全く驚く様子もなく、「こうなると、ちょっとびっくりしますよね~」という穏やかな反応。
機械のボタンを押すなど、少し何かを見た後、「これ、トナーを交換したら多分直ると思うので、交換してもいいですか?」とのことだったので、買い置きのトナーをお渡しし、交換してもらったところ、たったそれだけで異音も消え、普通に印刷できました!!!!

修理担当のお兄さんの話によると、トナーにも当たり外れがあって、今回の現象はトナーが劣化したことが原因だと思いますとのこと。
10年使ってきて初めてのことだったのですが、お兄さんに伺うと、こういう状態は目にすることがあるので、驚くことではないそうで。

今回はこれで様子を見てもらって、次おかしくなったときには、部品交換するよりは買い換えをお勧めしますと言われましたが、私としては今回全て込みでこのぐらいまでなら修理をお願いして、それを超えるようなら買い換えようと考えていたラインがあった上、10年使ったんだから、きっと買い替えだろうなと覚悟もしていたので(そうなると、買ってあった、お安くはない新品のトナーも無駄になるなぁと、ちょっと悲しくなっていましたが)本当に助かりました。

それにしても、トナーの劣化で何もしていないのに大量にトナーが噴き出すことがあるなんて、かなりびっくりしました!
おまけに、トナーを交換しただけで、本当に何事もなかったかのように元通りになったことにも驚きました。

明日からまた、当分は安心してレッスンができそうなので、よかったです。

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2021年4月18日 (日)

オフ

今日は更新お休みします。

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2021年4月17日 (土)

まだまだ気づかされる

教室を始める前は、見学させてもらった教室で、まだ2年生だという男の子が分数の学習をしていて、4分の1時間が何分か、10分の7時間が何分かなどという問題を、ただ時計の文字盤を見つめただけで解いてしまう姿を見て、なんだこの子は?!天才なのか??なんで2年生でこんなことまでできるんだ??と驚いたのを覚えています。

ただ、教室を始めてからは、あのときの男の子は既に数年教室に通っていたであろうことと、覚えたことを使って機械的に計算をして出していたわけではないのだろうということが予想できるようになり、そうであれば、2年生でも十分できるだろうと思えるようになりました。

そして、実際、教室で子ども達とレッスンをするようになってからは、「〇年生だからこれはまだ難しいのでは…」という考え方はしなくなり、あくまでも一人ひとりの子の興味や能力などを見ながら、それぞれの子にできるだけ合ったペースで進めていくことを意識するようになりました。

説明しなくてもできるのではと思うことは、まず考えてみてもらうようになり、最初に説明することは覚えるしかない語句など、知らないと考えようがないことに限定するようにもなりました。

計算などの多くは積み上げていくものですから、例えば、100までの範囲のかけ算しかしたことがない子に、32×4を考えてみるように言えば、教室の子達はほぼ例外なく、たし算を使ったりして答えを出してくれるだろうと思います。「習ってないから分からない」という言葉を、教室を始めてからほぼ聞いたことがありません。

それでも私自身が、例えば、掛け算や割り算の筆算などは書き方(手順)を説明しなくてはならないと思っており、特に割り算に関しては、1桁で割る割り算と2桁で割る割り算とには難易度にかなり差があると思っていたので、2桁で割る割り算は初めに一緒にせねばならないと思い込んでいたことに今日また気づかされました。

割り算の筆算や暗算が続くと、頭がぼーっとしてくる子も少なくないので、今日のあるレッスンで、プリントの順を変えて、1枚文章問題のプリントをしてもらったのですが、その子はまだ1桁で割るか何十で割るかの割り算しかしていなかったのに、文章問題の中に2問も、2桁で割らなければならない問題が混じっていたのです。

しまったと思い、後回しにしてもらおうかと思ったのですが、その子は全く躊躇うことなく式を書き、当たり前に答えを考え始めました。それは暗算でしたが、その子の手の動きなどを見ていると、2桁で割る筆算をする際に、きっと全く説明をしなくても、書くべき形に書いてしまうだろうと思えました。
もちろん、みんなができるとまでは思いませんが、少なくとも、割る数が2桁になっても、説明なしに考えられる子達がいるのだということに気づかせてもらえました。そうであれば、2桁で割る割り算も、最初は「まず考えてみて」という必要があるのだなと。

もう18年近くやっていても、まだまだこうして気づかされるのは、ありがたいことだなと思います。

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2021年4月16日 (金)

困りました…。

昨日まで何も問題なく動いてくれていた教室の複合機。プリントを印刷しようとしたところ、突然カラカラと異音がし始め、出てきたプリントには全く関係ない赤のトナーが飛び散っていました。
メーカーのサイトを調べたりして、自分でできそうなことは試してみたのですが、直らないどころか事態は一層悪化してしまって、印刷するプリントが一面真っ赤になってしまうようになりました。

不幸中の幸いで、明日レッスンの子のうち、ひとりを除いては準備が済んでおり、ひとりだけ、追加で印刷しないといけない状態でした。
そのひとりも、作ったときにひと通りプリントアウトしておいたものがあるので、明日はどうにか乗り切れそうですが、プリンターが使えないだけでレッスンに支障が出るのだなと、改めて思い知らされました。(かといって、広さ的にも予備のプリンターを置いておくことは難しいので、万一のときにはデータを持ってコンビニなどに行くか、自宅のインクジェットで急場をしのぐかしかなさそうですが…。)

おかしくなった時点で既に21時前だったので、メールで修理依頼はしたものの、いつ来てもらえるかわからず、更には多分10年ぐらい使っているので、修理より買い換えを勧められる可能性もあって、色々憂鬱です。(苦笑)

明日のレッスンではレッスン中にプリントを追加するというようなことができないかもしれません。どうぞお許しください。

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2021年4月15日 (木)

詰める

小さい頃からじっくり考えることが習慣になっている子達はいいのですが、学年が上がってから来てくれた子達の中には、早く答えを出すことに重きを置いていて、答えが出たらそれでいいという状態の子がいます。
そういう子達にも自分でじっくり考えるように促していくのは当然なのですが、今日レッスンをしていて、改めて意識せねばと思ったことがありました。

規則性などの問題の場合、どこまで気づいたらよしとするかというようなことがあるなと。
今日ある子が考えていた問題で、番号が書かれた正方形のカードを、1を置いた後、Lを裏返した状態に2、3、4のカードを置き、その4枚のカードに対して同じように5、6、7、8、9のカードを置いてというように、正方形がだんだん大きくなっていくように並べていく場合の、5回目の最後に並べるカードの数や8回目に並べるカードの枚数などを考えるというものがありました。

この場合、5回目、8回目ぐらいであれば、数えていっても答えられる範囲ですし、また、1回目は1枚、2回目は3枚、3回目は5枚…という増え方をするので、1+3+5+7+…という考え方で計算することもできます。
ですが、その考え方だと、その作業を40回繰り返したときについて考えるとなると、数えるには大変ですし、順に足していくのもやはり大変です。そして、そもそも、この問題の場合、常に正方形になるように並べているのですから、1回目は1枚、2回目は2×2枚、3回目は3×3枚…ということにさえ気づけば、5回目には全部で25枚並べるので、最後の番号は25。8回目に並べるのは8×8枚から7回目までの7×7枚を引けばすぐに求められます。

この考え方に気づければ、40回目だろうが100回目だろうが、すぐに計算することができますし、この考え方に気づくことがこの問題の規則性を見つけたということなのだろうと思います。

子ども自身が考えて答えを出せたのであれば、それでよしとしてしまっていい問題もあると思いますが、問題によってはどう考えたのかまでしっかり確かめて、気づくべきことに気づいていないようであれば、そこをきちんと押さえなくてはいけないのだと思います。

 

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2021年4月14日 (水)

1年生になったら

そんな歌がありましたね。今も幼稚園などでは歌っているのでしょうか。

教室では年長さんまでは、お遊びと感じる課題も多く、やりたくないものを我慢してさせるということもしませんが、小学校になると、お遊びの要素がかなり減るので、子どもによっては嫌がったり、抵抗を感じたりするかもしれないと、年長さんが1年生になるタイミングはちょっと気がかりです。

今年も年長さんの頃からレッスンをしていた子が1年生になりましたが、それまではずっとマンツーマンだったのが、4月からは1対2になり、お勉強要素が増え、3月と4月でなんでこんなに変わるの?と言われたら、小学生になったからなどと言わなくてはいけないかなと思ったりしていました。
更にいえば、年長さんの間はおうちの方が教室にいてくださるのが、小学生になったら(いて頂いても構いませんが)送迎だけという大きな変化も伴うので、一層心配していたのですが、学校が始まって、子ども自身も何か意識が変わったのでしょう。一切「なんで?」というような質問をされることなく、レッスンにもしっかり取り組んでくれていて、小さい子達もやはり「1年生になる」というのは、大きなステップを上がることなのかもしれないなと感じました。

一層しっかりがんばってくれそうなので、楽しみです。

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2021年4月13日 (火)

ちょっと悲しい

小さい頃から来てくれている子達は、少なくとも教室でのレッスンでは、よく考えずに適当な答えを出したり、こちらの様子を探ってきたりするようなことはなく、問題はしっかり考え、どうしてそうなるか理解して答えを出すことが身についているように思います。
そうであっても、やはりおうちで同じようにするのは難しいのでしょう。(私自身、家で仕事が捗ったためしはありませんので…。)

教室で普通にできていたことが、家の宿題ではできなくて…というようなことは時々あって、おかしいな、どこがわからないのかな?と、様子を見るためやってみてもらうと、何事もなく解いてしまうということも、これまでたびたび経験しています。

ただ、たとえ宿題であっても、そして、それが面倒であっても、自分が理解できていない答えをそのまま書いてきたんだろうなと思えるものを目にすると、やはりちょっと悲しい気持ちになります。
宿題をしないと怒られるからという理由で嫌々やるのであれば、その学習効果は低いと言われているので、やらなくてもいいのではと思っていますし、そういうことは教室の子ども達には機会があるたび伝えているつもりですし、きちんと考えて答えがわかったときのすっきり感、気持ちのよさというものも知っているはずの子達が、宿題だからといって、おうちの方に教わったものを意味も理解せぬまま書いてこられると、自分の思いが伝わっていないのかなと、寂しくなってしまうのです。

今日のレッスンでも、いつもよくがんばっている高学年の子が、ある問題の答えに「5x(5エックス)」と書いていました。それを見た瞬間、この問題はおうちの方に教えてもらったんだろうなと思いました。少なくとも、まだ小学生のその子が答えられるとすれば、その問題では「x×5」、もしくは「x+x+x+x+x」のどちらかだからです。

ただ、その子はそろそろ小学校の範囲の学習を終えて、中1内容に進もうかというところまで来ているので、もしおうちの方にきちんと教えてもらったのであれば、まあOKとしようかと、「5xってどういうこと?」と尋ねたところ、(xの5倍とか、x5つ分とか、小学生でも説明できることではあるので)残念ながら何も答えられませんでした。
いつもしっかりがんばっているその子が、自分では意味がわからない答えを、おうちの方が考え方を説明し、最後に「だから5xになる」と言ったそれを、そのまま書いてしまったというのは、やはりちょっとショックではありました。まあ、その1問だけで、そこまで思われると、その子も気の毒ですが…。(苦笑)

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2021年4月12日 (月)

つい見届けてしまいました

今日はレッスンはお休みだったもので、深夜に見始めたマスターズでの松山プロが歴史を作る瞬間を見届けてしまいました。
元々、マスターズの放送が始まる前には応援しているサッカーのチームの試合もあり、仮眠するタイミングのないまま完徹…。
でも、感動しました。

普段、ゴルフはほとんど見ないのですが、3日間通じて松山プロが好調だったのは知っていたので、見届けたくなりまして。
優勝が決まった瞬間、アナウンサーの方も、解説に入っておられた中島さん、宮里さんもみんな涙声になっていて、ゴルフというのは個人競技だと思っていたのですが、日本人選手にとっての悲願が達成された瞬間でもあったのかなと、思わずもらい泣きしてしまいました。

スポーツに限らず、人が真剣に何かに打ち込んでいる姿は美しいですね。

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2021年4月11日 (日)

オフ

今日は更新お休みします。

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2021年4月10日 (土)

今日はみんないい感じ

学校の新学期も始まり、子ども達も気持ちが切り替わったのか、今日は来てくれた子達みんな、なかなかいい調子でした。
レッスンも終盤に差し掛かり、くたびれた頃にちょっとおかしくなりかけても、声をかけたらすぐ戻ってこられて、最初から最後まで私もほぼニコニコ、余裕をもってレッスンができました。
いい1週間の締めくくりでした。

それにしても、ここ数日、なんだか寒いですね…。
衣替えするのが遅れていて助かったぐらいです。

新型コロナの変異株は大変気になりますが、風邪ひかないようにもしなくては。
来週もみんな元気に来てくれますように。

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2021年4月 9日 (金)

きっとまた…。

新年度からレッスンをさせてもらうことになったある子は、体験レッスンのときにはそこまで感じなかったのですが、実際にレッスンをさせてもらったところ、この子も、早く解かなくちゃ!!と計算などはすぐに手が動くものの、問題をじっくり読んで考えることには慣れていないようで、思い付きで次々に答えを繰り出してきます。

学年が上がっていて、それまでに別の塾や教室などで熱心に取り組んできたとか、私立の学校で授業の進度が速く、内容も難しかったりというようなことがある子達にはしばしば見られることではありますが、せっかくこれまでがんばって来たんだろうにと、切ない気持ちになります。

考えるのは時間がかかることなのだということを、もっともっと大人たちに知ってもらいたいし、その時間をしっかりかけなければ、なかなか本当の力はつかないのだということも知ってもらいたい。
もちろん、時々、持って生まれたものにとても恵まれていて、見たらぱっと分かるような子もいるにはいますが、そういう子はごくごくひと握りの子で、普通は、初めのうちは大人にとったら当たり前の簡単すぎるようなことでも、ちゃんと考えて納得するまで、分かるまでには、小さい子達は時間がかかるものです。ただ、そうやってしっかりしっかり考えた子達は、そのうち自然とスピードアップしていくのも、ほぼ例外がありません。

よく考えずに答えを次々繰り出す癖がついてしまった子達を、そこからじっくり考えるよう切り替えてもらうのは、時間もかかりますし、子ども自身の忍耐力や覚悟も必要になってくるので、とても気の毒で申し訳なく思います。(おまけに、私は、教えてくれないから意地悪だと思われたり、怖いと思われたりするわけですから、本当にお互いに何もいいことがありません…。)

今回の新人さんにも、そのうち、きっとまた、この先生怖い…と思われるんだろうなと思いますが、子どもにとって大切なことは譲れませんから、そこは覚悟を決めてがんばりたいと思います。

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2021年4月 8日 (木)

興味を持てるかどうか

私はたぶん小さい頃からなぞなぞやクイズ、パズルなどが好きだったように思いますが、それは大人になっても変わらず、若い頃にはジグソーパズルにどっぷりはまった時期があったり、数独やイラストロジックなどにもはまった時期があったり、教室で子ども達に取り組んでもらうための思考力系の問題を考えるのも好きです。

好きなことは自然とやる気になりますし、それらのことは私にとっては娯楽、もしくはそれに近いものですから、そういう問題を嫌がる気持ちは想像しづらいところがあります。

今日のレッスンで、思考力系の問題を考えていた子が、問題としては少し難しいものだったのですが、見るからに気がすすまない様子で、適当に答えを書いているのを見て、その子は考える力は持っているはずだなので、そんなことならやる意味がないと注意したのですが、もしかしたらその子にとって、その問題は全く興味が持てない問題だったのかもしれないなと、あとになって思いました。

8チームでのトーナメントのサッカーの試合で、それぞれのチームの全試合の総得点と総失点がまとめられた票があるのですが、その表はところどころ空白になっており、理詰めで考えて、AチームとBチームが1回戦で対戦しているが、Aチームの総失点が3点で、Bチームの総得点が2点であれば、Bが2点しかとっていないのに、Aが3点取られるというのは1試合では起こり得ませんから、だとすれば、Aは勝ち進んでいるというような考え方で詰めていかねばならず、でも、きちんと詰めていければ十分解くことはできる問題でした。

でも、その子は恐らくサッカー自体に興味がないのでしょうし、そもそも、トーナメントの試合を経験したこともないようでしたので、ほとんどイメージができないものを理詰めで考えなくてはならないとなれば、やる気は起こりづらいのも不思議ではありません。
本人が自分の頭で一所懸命考えなければ意味がないというのは本当ですが、思考力系の問題でも楽しいと感じられない子もいることを、私ももっと意識しておかなくてはいけないなと反省しました。

 

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2021年4月 7日 (水)

自信につながるといいな

2月から一緒にレッスンさせてもらうようになった中学生さんは、話を聞くと、小1の頃から既に算数を難しいと感じていたそうで、長い長い間苦手意識と共に過ごしてきたようです。
その割には、おさらいをしてみると、基本はできていることの方が多く、一体どうしてそこまでの状態になってしまっているのか、まだその原因がつかめない状態です。
もちろん、短期間に小学校の内容をひと通りさらえただけなので、もう少しつっこんでいくと、理解が不確かなところもあるのかもしれませんが、その子よりよほど基本が抜けている子もいくらでもいるだろうにと感じたので、何かがきっかけで一気に良い方へ転じる可能性もあるのではと、壮であってほしいと思いながらレッスンをしています。

まだ小6内容でおさらいが必要なところも少し残っており、中学内容はほぼおさらいができていない状態ではあるものの、これまでの様子を見ている限り、新年度の最初に習う単元などは十分できるのではないかという気がして、少しでも自信を持つきっかけになってくれればと、今日のレッスンではその子と一緒にレッスンをするようになって初めて、その子がまだ学校で習っていないところをしてみることにしました。

新しいワークブックを渡し、これまでおさらいをしてきたときと同様に(この辺りは考えたらきっとできるはずと思ったので)「多分できるんじゃないかなと思うんで、とりあえずちょっと考えてみてくれる?まだやったことないところだから、わからなかったら一緒にするから」と言って、問題を考えてもらうことにしました。

すると、予想通り、説明しなくても、その子がこうなんじゃないかなと考えた答えで合っており、そこができるなら、多分これもできると思うからちょっと考えてみてくれる?というのを繰り返しながら、説明は本当に最小限のまま、学校の授業2~3回分になるのではというところまで進むことができました。

少なくともその子はこれまで長年、算数、数学は難しいという気持ちを抱え、苦手意識を持ったまま、それでもなんとかがんばって授業を聞いていたのだろうと思います。今年度は初めて、習ったことを覚えるわけではなく、習っていなくても自ら考えて解けたという実感をもって、最初の授業に臨むことができるかもしれません。
そのことがきっかけで、ずっと抱えていた苦しい気持ちが和らいで、小さくてもいいので数学に自信を持てるようになったら、もっと大きく変わり出すのではと、そんな期待を抱きつつ、期待はし過ぎずに伴走していけたらと思います。

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2021年4月 6日 (火)

不思議だけど

1月からレッスンをしている新6年生さんは、多分算数のセンスはいい方なのではと感じるのですが、多分これまで学校などで速く解かなくてはという方に意識が向いていたんだろうなという感じで、最も大事なポイントをきちんと詰める前に適当に計算を始めてしまう癖がまだ抜けません。

ここに来るまでに学校生活をもう5年近く送ってきていたわけですから、それがすぐすぐ抜けるはずもないのは分かっていますが、気づく力があるのに、どうしてあとちょっとぐっと考えて、自分で納得がいってから解き始めないのか、見ていて不思議に感じます。

その子には最近新たな目標ができて、そのためにはもっと算数の力も伸ばさなくてはなりません。そういう話は繰り返し繰り返し、もう耳にタコができるぐらい言っているのですが、問題を読んだら反射的に手が動き始める感じがまだ抜けません。計算が速いのはもちろんいいことですが、間違った計算をどれだけ速くできても、全く点数にはつながりません。

今日のレッスンではこれまでに解いたことがあるはずの植木算の、ほんの少し面倒な問題が出てきました。道の両側に木を植えるということと、道の長さや植える感覚がどちらも小数になっているものだったので、まずはしっかり問題を読むように言った後、こちらで簡単に道の絵を描いて、問題ではどんな風に木を植えるのかポイントとなるところを描いてもらったところ、初めは両端には植えない状態で描こうとしたので、もう一度問題を読むように言ったところ、今度は道の両側および道の両端に木が植えられることを把握できたようでした。

それさえきちんと押さえられれば解けるはずなので考えてもらっていると、道の長さを間隔で割って出た56(間の数)をそのまま2倍して112本だと答えます。式の意味を確認したところ、道の長さを植える間隔で割ったと答えたので、その計算で木の本数が出るのか尋ねたのですが、またそこでぐっと考えることなく、「あ、じゃあ(1本減らしてから2倍した)110本!」と答えます。「なんで1本減らしたの?」と尋ねると、またも反射的に「え?間の数より1減らしたから。」と。「なんで間の数より1減らすの?」とまで言ってようやく、先ほど描いた絵を見て、少し考え始めました。それでもまだ二度、三度やり取りが必要でしたが、ようやく答えに辿り着きました。

その子にとっては、この問題を読み始めてからかなり終盤まで、実際に両側に木が植えられている道がイメージされることもなく、先ほど描いた図もなんとなく描いただけで、木と間隔にどんな関係があるか意識が及ばず(これまでに学校などでも習っていたのに)、思いつくことを片っ端から口に出し、適当に計算を繰り返していたようでした。

しかし、こういう状態になってしまっている子は、学校などでは決して珍しくないのだと思います。
きちんと意味を考えることなく、習った通りにやって答えを出すということを繰り返していると、そんな状態に陥ってしまう子はいくらでもいます。ただ、その状態では、その子は恐らく目標を達成することは不可能に近いので、これはどうにかして、少しでも早くそこから抜け出してもらえるよう、これからもがんばっていかねばと思います。

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2021年4月 5日 (月)

春休みもあと少しですね。

うちの教室は季節講習のようなものはないのですが、今年は学校が春休みになってから、追加レッスンのご希望を複数の方から頂いていて、連日のように13時前後から出勤してきていました。

今日も追加レッスンと欠席振替とで13時から3時間ほどレッスンでしたが、幸い今日は体調もすっかり戻り、ひと安心。
仕事場と自宅以外は生活必需品などの買い物以外ほぼどこにも行っていない生活が1年以上続いていますので、正直なところ、自分が新型コロナに感染する可能性は低いのではと思っていますが、変異株は子どもでも感染しているようですし、こう次々と変異株が出てきていると、やはり気は休まりません…。

現在の政権では、今後よほどのことがない限り、小中学校や高校は休校にはならないのだろうと思いますが、こんな生活が1年以上も続くと、子ども達も本当に辛いでしょうね…。

新年度、子ども達も皆さまも1年健やかに過ごせますように。

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2021年4月 4日 (日)

オフ

今日は珍しく1日頭痛が治まらず、しようと思っていたことはほぼ何もできず終わってしまいました。
幸い、頭痛以外には症状もなく、晩には治まりましたので、明日からは大丈夫だと思います。
本日はこれにて。

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2021年4月 3日 (土)

4つレッスンがあったのに

今日はなかなか珍しい日でした。
レッスン自体は4つあったのですが、なんと、全てのレッスンがマンツーマンになってしまいました。
お休みで別の日に振替になった子もいたのですが、空いたところに幼児さんのレッスンの振替が入り、可能なら小学生さんは1対1にならないようにと、お時間変更お願いできるかお尋ねしたものの、それも都合がつく方がおられず、13時から18時前までず~っと私とお子さんひとりのレッスンということに。

そんなことこれまでにあったかなぁというぐらい珍しい気がします。
そして、マンツーマンで私はその子にしか話しかけるはずもないのに、なぜか「聞こえていない??」というような反応を示す子が2人いて、なんだかモヤモヤしたりもしました。(苦笑)

その一方で最初のレッスンに来た子は、このところぐんぐん力を伸ばして(もしくはもともと持っていたものを発揮して)いる印象で、今日もたびたび驚きました。衰えいく私は、計算のスピードではもう全く叶わないのではとも思いましたし、問題を読んで気づく速さも上がってきていて、どこまで伸びていくのか楽しみです。

来週は欠席振替や追加レッスンなどで月曜からレッスンが始まりますが、来週もどうぞよろしくお願いいたします。

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2021年4月 2日 (金)

イメージできないものは考えられない

当たり前のことなのだと思いますが、私自身、子どもの頃に勉強をするときには考えることもなかった気がしますし、大人になってからも、自分で教室を始めるまでは、やはり意識したことがなかったような気がするのが、イメージできないことは考えられないということです。

算数、数学に関して、私は多分割と真面目な子どもだったので、授業は先生の話をきちんと聞き、必要なことはノートにとるのが当たり前でしたので、習ったから解ける、覚えたから解けるというものが、今思えば少なからずあった気がします。
どうしてそうすれば解けるのか、これは解くための何をしているのかなどを深く意識することなく、習って覚えて当てはめたらマルがもらえたという感じだったので、そもそもイメージをしようと努力する機会もあまりなかったのではないかと思います。

ですが、問題をきちんと理解し、納得して答えを出すためには、問題に書かれていることを正しく読み取り、それを図示したり、頭に思い浮かべたりできなければなりません。イメージできないものについて考えるのは、勉強に限らず、何についても難しいのではないかと思います。

今日のレッスンで、気付く力はあり、恐らく能力的には結構いいものを持っているはずなんだけど…という高学年の子が、速さに関する少し骨のある問題に取り組む際、全くあり得ないような答えを次々と繰り出してきました。最近一緒にレッスンさせてもらうようになった子なのですが、速さに関しては苦手意識があるような印象で、説明しようとしても耳に入らないような状態が続いていました。
今日の問題の中に、川の流れがあるところを舟で進む際、静水時の速さなどいくつかの条件が与えられていて、川の流れの速さを求めたり、かかる時間を求めたりというものがあったのですが、川の流れに逆らうとスピードが落ちるということはわかっているようなのに、どうしてなのか、速さ同士をかけ算してみたり、割り算してみたり、とにかく全く見当違いの答えを繰り出してきました。
何も思い浮かべていない、浮かべる気もないというのが伝わってきたので、答えを制して「その人が時速12キロで川上に向かって漕いでるのに、川の流れが時速12キロだったらどうなるかわかる?」と尋ねました。
すると、そこでようやく少し考える間があって、「動かない!」と言ったので、「それはわかるん?じゃあ、それ考えるのにかけ算や割り算するん?かけ算で答えが0になるのは式に0がないと無理やし、割り算は0を割るときしか0にはならないよ?」と言ったところ、ようやく頭が動き出し、そこからは比較的スラスラ問題をクリアしていきました。

難しいし、わからないからという気持ちが先に立って、話は聞かない、問題もしっかり読まない、何よりその光景を全く思い浮かべていない状態だったところに、12キロで漕いでいるのに12キロで流れが向かってきたら…というところで、初めてイメージが浮かんだのだろうと思います。そうやって一度でもイメージできれば、考えられる範囲は広がりますが、それをしなければ、いつまで経っても、とりあえず行き当たりばったりであれこれ計算してみて、運がよければ正解するという状態から抜け出せないか、解法を暗記する苦行に耐えるしかなくなる可能性が高いように思います。

思い浮かべること、目に見えるよう図に表すことは、少なくとも算数や数学では、とてもとても大切なことだと思います。

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2021年4月 1日 (木)

新年度スタート

新年度がスタートしました。
あっという間に今年も3か月が過ぎましたが、今日は通常のレッスンのほかに追加レッスンのお子さんも何人か来られ、まだ学校の授業が始まっていない分、頭の回転はいい印象の子が多かったように思います。

その後も、ご連絡や確認の必要があってメールをお送りしたり、明日のレッスンの準備をしたりしていたら、あっという間に今日も23時目前に…。
新年度初日もよく働きました。(苦笑)

明日以降も春休み期間中はまだ通常よりレッスンが増える日が多いので、予定を間違わないよう、予定表を何度も確認しつつ、しっかりスタートを切りたいと思います。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

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