« 自分の好み | トップページ | たとえゆっくりでも。 »

2021年3月 9日 (火)

時期を待つ

先日も書きましたが、数ヶ月前に割り算の筆算に強烈な拒否反応を示していた2年生さんが、しばらく保留しておいた後、もう一度やってみることにしたところ、あまりに呆気なく解いてしまって驚いたということがありました。

その子が引き続き、3桁÷2桁や4桁÷2桁など、割られる数も大きくなり、割る数も2桁になりと、また抵抗される可能性がある筆算に進んだのですが、1、2問私が解いて見せただけで、スラスラ。2桁×1桁の計算はお手の物。4桁÷2桁になると、答えが3桁になるものもあるので、その場合、筆算を3回繰り返さなくてはいけませんが、それすらも全く抵抗なくクリアしていきました。

数年前から徐々に自作教材中心に切り替えているので、その子のペースに合わせて、取り組んでもらう枚数や内容、順番などを加減しやすくなりましたが、上述の子は、上の兄弟が使ったプリント教材と同じものを最後まで同じようにするということで、その教材の順が一応決まっているのです。それもあって、順番通りに進めたところ、想定外の激しい抵抗にあったわけです。
でも、そこで無理をせず、ほかのことをやり進めながら、学校で九九も全て暗記し終わった。2桁×1桁や3桁×1桁もすんなり暗算できるようになったというような、いくつかの段階を経た後に戻ったところ、こんなにもすんなり進んだのを見ると、時期の見極めも本当に大事だなと感じます。

|

« 自分の好み | トップページ | たとえゆっくりでも。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 自分の好み | トップページ | たとえゆっくりでも。 »