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2021年3月31日 (水)

年度末

今日で令和2年度が終わりました。
今日も昨日に引き続き、新年度の準備や細々したものの整理、片付けなどをあれこれと。
結構長い時間かけて(多分休憩抜きで6時間ぐらい)真面目に取り組んだはずなのですが、そして、自分としてはあちこち結構すっきりしたし、がんばった気がするのですが、やはり人から気づかれることはきっとないんだろうなという感じです。(苦笑)

家でも、引越しのときにどこか奥にしまい込んでしまったものは、二度と触れぬまま長い時間ほったらかしになってしまうことがあるように思うのですが(私が不精だからという可能性は否定できませんが…)普段、年末の大掃除のときは掃除に徹して、細々したところまで手が回らず、昨日今日、棚の奥とか、長らく見たことなかったなと思うところに色々手を付けた結果、これ、多分この場所に移ってからずっと触ってなかったんじゃなかろうかと思うものがいくつもありました。(汗)

そんなに長らく一度も使わなかったのならと、思い切って処分することにしたものも結構あったり、埃っぽさもなくなったり、とりあえずまずまずすっきりしました。

今年度はスタートから緊急事態宣言が出て休校になっていたり、子ども達も、もちろん大人も、本当に異例続きの不自由な1年になりましたね。
それでも幸い教室の子ども達はみんな元気に1年乗り切ってくれましたし、私は引きこもりっぷりに磨きをかけ、どうにか無事1年を過ごせました。
暖かくなったら、感染者数は少し減るかと期待していたものの、残念ながら再び増加に転じ、大阪では全国一の感染者数になったりしていますね。
どうやらまだまだ気を引き締めていないといけないようで、子ども達は本当に気の毒ですが、新年度は例年通りとはいかなくても、なんとか入園、入学式が執り行われることを祈っています。

明日からもう新年度のレッスンがスタートしますが、皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

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2021年3月30日 (火)

もったいないけど。

今日は年間予定通りレッスンはお休みで、古くなった教材の入れ替えや整理などをしていました。本当はまだまだしなくてはいけないこと、しておきたいことがあったのですが、普段使わないので、多分何年もそのままになっていた教材なども取捨選択、整理、掃除をしたので、時間もかかり、結構体力も使い、今日のところはそれだけで終わってしまいました。

教科書が3年ごとに改定になり、そのたび教科書準拠のワークブックなどは新しいものに変わるので、数学などは9割5分ぐらい変更なしでも、新しい教材を用意しないといけません。教科書に準拠していないものでも、扱う単元に変更があれば、やはりほんの一部の変更でも古いものは使いづらくなります。

そんなわけで、もったいないなぁと思いながらも、何年かに一度、全く書き込みをしていないものも含めて、手放すことになります。
小学生に関しては主に自作のプリント教材を使っているので、処分するものはまだ少ないのですが、中学生になると定期考査もあるので、それぞれの子の準拠のワークブックを子どもに渡す分以外に自分が使う分と、子どもが忘れたときのための予備が必要で、おまけに、中学生は少ないながら、神戸市、芦屋市、西宮市に私立中と、全て採択教科書が違っていることもあったりで、今日も中学生用のワークブックはかなりお別れする決断をしました。

教室が広くて倉庫でもあるなら、置いておけなくもないのでしょうけど、置いておいたからと言って、古いものの出番はきっとほぼないでしょうし、思い切るしかないなと。でも、教材たちにもなんだか申し訳ないような気持ちになりますね…。

というわけで、教材類に関しては割とすっきりしたものの、教室の見た目がほとんど変わっていないので、誰も気づいてくれないだろうなぁ。(苦笑)

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2021年3月29日 (月)

いい方法だと思うものの。

今日は何人か追加のレッスンをご希望頂いたので、イレギュラーでレッスンがありました。
がんばっているものの、小さい頃から算数で苦労している高学年さんは、おうちの方も状況がお分かりなので、学校のことがきちんとわかれば十分と考えてくださっているものの、高学年になると学校では週に4時間とか授業があるため、週1回ではすぐに追いつかれ、時には追い抜かれてしまったりもするのが悩みどころ。
そこで春休みのうちに少しでも先に進めるよう、今回は線対称、点対称をやり進めていました。線対称については、その子も、他の多くの子達も、割とすんなりクリアできるのですが、点対称の少し複雑なものを描く問題になると、苦労する子もちらほらいます。
今回のレッスンの子は、図形に関しては結構センスがあるので、複雑なものでも対応する点はまずまず取れるのに、線をつなぐ段階で悪戦苦闘し始めました。
そこで、これまでも、苦労している子達に勧めている方法を試してもらったところ、私が助ける必要もなくなり、すんなり描くことができるようになりました。それは簡単な方法で、ポイントとなる頂点(対応する点を取りたい点)を図が切れているところのどちらかから順に、1、2、3…と番号を振ってもらい、1に対応する点が取れたら、そこにも1、2に対応する点には2と同じように番号を振っていきさえすれば、あとは番号順に線をつなげば完成します。
単純な方法でほぼ確実に図を完成させられるようになるのですが、恐らく、必要のない番号を書き込んで、その状態で完成させても、学校の先生によってはマルをしてくれないのではないかというのが気になるところです。
ですので、その方法できっちり描けるようになったその子に、学校では番号を振るのはダメかもしれないので、ダメだったら、薄く書いて、あとで消してねと伝えました。(そもそも、私自身、そんな風に習ったことはありませんので、そういう方法を指導している先生がどのぐらいおられるのかもわかりません。)
苦手な子、困っている子でもできる方法があるのであれば、それは認めてもらえたらいいのになぁと思います。

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2021年3月28日 (日)

オフ

この1週間があまりにバタバタだったので、今日は家のことやら、あれこれしようと思っていたものの、久しぶりに美容院に行った以外はほぼ何も生産的なことはせぬまま日曜が過ぎていきました。
バタバタしている間にすっかり桜も咲いたようで、実は今日までまだ全く、実際に咲いている桜を目にしていなかったので、実家に顔を出す道すがら、公園や川沿いの桜を眺めました。

3月もあと3日。1年の4分の1がもう終わるのかと、ちょっとびっくりです。

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2021年3月27日 (土)

長かった1週間が終わりました。

今週は月曜は体験レッスンの後、新年度のタイムテーブルを調整したり、事務仕事をしたり。火曜から金曜はレッスン開始が13時や14時と通常より早く、終わりはほぼ通常通り。その後新年度の時間に関してお尋ねのメールやお知らせのメールをお送りしたりなんだかんだと、ほぼ連日教室を出るのが22時半以降で、昨日はもうこれ以上何か考えるのは無理!!と思うほどでしたが、今日は復活。先週は祝日だったので、お休みだった子も多かったのですが、驚くほど好調な子も何人かいて、1週間空いた間に急激に成長した??と驚かされました。

前回からかけ算をしはじめた現1年生さんは、今日やった×3や×4を驚くほどスラスラ解いていて、「もしかして九九覚えてるの?」と尋ねたところ「何それ?知らん」との返事が。(笑)
その子はご両親とも算数、数学が得意ではなかったと伺っており、元々は上のお子さんが算数アレルギーのような状態になってしまってきてくれることになったので、下のお子さんも拒否反応を出されないよう、慎重に、ややゆっくりなペースで進めてきていたのですが、いつ頃からか頼もしさを感じられるようになってきて、この分だと、そのご家庭でただひとり、算数好きになってくれるのではと思っています。

来週29日は追加レッスンが入っていますが、今年度の通常レッスンは本日で終了しました。
新年度は4月1日から。またよろしくお願いいたします。

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2021年3月26日 (金)

久しぶりに使い果たした感が…。

今週は週明けから、体験レッスン、新年度のレッスンのタイムテーブル調整、その確認、お知らせと大量のメールをお送りし、一足先に春休みになったお子さん達の追加レッスンが通常レッスンにプラスになり、ここ3日連続23時過ぎ帰宅。今日は14時20分頃から19時50分頃まで全く無休憩(トイレにも行かず、水も飲まず)でぶっ通しのレッスンをしたら、どうやら限界がきました。

まだ片付けをして、もう少し明日の準備をしなくてはならないのですが、明日完全復活してレッスンに臨めるよう、今日はもうとにかく最低限のことだけやって帰路につこうと思います。
書きたいこともあった気がするのですが、もう頭が回っておらず…。
本日はこれにて。

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2021年3月25日 (木)

ありがたいことなのですが。

一部のお子さんは春休みに入り、ぱたぱたと追加レッスンのご希望なども頂いて、このところほぼ連日、午後比較的早い時間からレッスンが始まり、普段より長い時間レッスンをしていることが多く、更に新年度のタイムテーブルを組んで、皆さまにご連絡を差し上げたり、調整したりと、毎日かなりの数のメールを打っているので、そのほかのことにほぼ全く手が回っていません。
教材の確認や事務用品の発注などもせねばなりませんし、新しい教材の予習その他、するべきことは山積しているのですが、時間が…。

この分だと29日月曜まではこんな感じが続きそうな気がしますので、30日、31日の2日間はレッスンは完全にお休みにさせて頂き、レッスン以外のすべきことを片付ける日にしようと思います。

欠席振替や追加レッスンなどはその2日を除いて、ご検討頂けましたら幸いです。
もし体験レッスンのご希望などがおありでしたら、その2日以外でご検討頂けましたら幸いです。

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2021年3月24日 (水)

順次ご連絡差し上げています

昨日、今日と合わせて、相当の数のメールをお送りしています。
新年度のタイムテーブルもほぼ決まり、順次確認のメールを差し上げています。まだお返事頂けていない方がおられるため、そのお返事待ちでご連絡できていない方がお二人ほどおられます。
大きくご変更をお願いすることになった方には皆さんご連絡差し上げ、ご確認も頂けました。ありがとうございました。

このところ、追加レッスンその他イレギュラーが続いていて、色々なことが遅れがちになっています。申し訳ありません。
今年度の通常レッスンはあと3日となりますが、皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

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2021年3月23日 (火)

先入観を持ってはいけないんだった

教室を始める前、見学に行かせてもらった教室で、小2の子が分数の学習をしているのを見ました。その子は時計の文字盤を見つめながら、4分の1時間が15分だとか、最後には10分の7時間は42分だとかまで答えていて、それを目の当たりにしたときの衝撃はかなりのものがありました。
その頃の私は「なんだ、この子は天才なのか?!」とぐらいに驚いたような気がします。

というのも、教室を始める前に勤めていた塾で、中学生でも多くの子が60×1/4とか60×7/10とかの式を書いて計算していましたので、小2の子が分数のかけ算までできるとは!!という驚きだったのですが、いざ自分で教室を始めてみると、あの子は分数を大きさとして理解していたのであって、60×7/10をして42分と言ったわけではなく、文字盤を10等分したらひとつが6分になるので、それを7個分集めるから42分というような考え方をしていたんだろうなと気づきました。

今では幼児にも算数をさせるということはそんなに驚かれることでもなくなっていると思いますが、それでも、低学年で分数の計算をすると聞くと「できるんですか?」という驚きの反応が返ってくることもあります。それは、学校では5年生以降で習う計算を使うものを低学年の子が解けるはずはないのでは?という思い込みなのだと思います。

何年生だからこのぐらい、何歳だからこのぐらいという基準が、知らず知らずのうちに出来上がっているのだろうと思います。(少なくとも私はそうでした。)教室を始めて以降、算数に関しては、色々な考え方ができるので、分数のかけ算やわり算を知らなくても、その考え方を使う問題は解けるし、そのほかにも、まだ習ったことのない学習内容であっても、既習の知識や工夫で解けるものは結構あるということを実感していますが、どうやら国語に関してはまだ結構な先入観、線引きをしていたのではという気がします。

国語だって、興味のある子は難しい本でもどんどん読んでしまうでしょうし、そういう子達は難しい漢字や言葉もたくさん知っているかもしれません。漢字が好きな子は進んで先の学習をしていくかもしれませんから、そういう子は先の学年の漢字の読み書きもできるでしょう。
褒めるべきところは褒めればいいと思いますが、あまり「〇年生なのにすごい!」とか「〇年生ならこのぐらいはできないと」とかいう考え方をしないよう、一層気を付けたいと思います。

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2021年3月22日 (月)

楽しみ

今日は今通ってくれている子の妹さんの体験レッスンをさせてもらいました。
元々1年生になる時期にとのお話は頂いていたので楽しみにしていたのですが、新1年生(今はまだ年長さん)なのにしっかりしていて、受け答えもはっきり、しっかりでき、数字も正しく書けて、なんだか感心しきりでした。

初めておうち以外のところで「お勉強」をする小さい子達は、ほぼ例外なく目をキラキラさせて、楽しそうに一所懸命取り組んでくれます。
教室を始めたときに書いた文章にも残っていますが、その小さい子達の「キラキラ」を少しでも長く輝かせ続けられるよう、新年度もしっかり努力したいと思います。

今週は既に春休みに入った子もいますし、公立の子達も週の後半には終業式ですので、追加レッスンその他イレギュラーが結構あります。
予定を間違えないよう気を付けなくては!

今週もどうぞよろしくお願いいたします。

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2021年3月21日 (日)

オフ

本当はタイムテーブルを調整してしまわねばと思っていたのですが、人数が多いわけではないものの、調整するぞ!という気合いが必要なため、ついぐーたら過ごしてしまいました…。
遅くとも週の半ばまでには皆さんにご連絡差し上げられるように努力します。
どうぞよろしくお願いいたします。

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2021年3月20日 (土)

ご協力ありがとうございました。

20日に投稿した記事が、なぜか保存されていなかったようです。(今日は既に22日…。)

20日を回答期限ということでお願いしました新年度のレッスン時間のアンケートですが、皆さまのご協力のお蔭で期限内に全てご回答頂けました。ありがとうございます。

例年通り、特定の曜日のこの時間しか難しいという方が複数おられ、第3希望までご記入頂いた方でも曜日はこの曜日しか難しいという方もおられるため、皆さんの第1希望通りというのは難しそうなのですが、調整が必要なお時間の方には個別にご相談させて頂きますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今のところ、新年度は火曜、木曜が余裕があり、水金土はうまく調整できることを祈る…という状況です。
私が分身できるか、一度に3人でも4人でも、個別にきちんと見られるだけの能力があれば、どうにでもなるのですが…。

決まりましたらご連絡差し上げますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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2021年3月19日 (金)

楽しそう(笑)

一緒にレッスンをするようになって2か月ほどになる高学年さん。
能力的にはそこそこいいものを持っていそうなのに、それをしっかり使う気がない状態で、初回からほぼずっと、傍から見たらケンカでもしてるの?と思われそうなぐらい、こちらが何か言っても負けずに言い返してくる、そんなレッスンが続いていました。
もちろん、そんなにきつい言い方はしていないのですが、一応こちらは「先生」なので、言われたら言い返せない子も少なくないでしょうから、その子のタフさはなかなか好きでした。

それでも、投げ出さないものの、問題に取り組むこと自体は楽しそうではなかったので、嫌々ながらもよくがんばってるなという印象だったのですが、ここ2回のレッスンは、笑ったり、自ら気づいて「あ!」と声を出したり、鼻歌まで出たりと、一気に雰囲気が変わりました。

もちろん、鼻歌はさすがに…ですが、楽しく学んだことは印象に残りやすいので、その変化はやはり嬉しく感じます。
これがきっかけで変わり始めてくれたらいいのですが。

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2021年3月18日 (木)

イメージさせる

小学校の半ばからずっと算数、数学の苦手意識を募らせてきた中学生さん。
学年末試験も終わったので、先日から小学校のおさらいをし始めたところ、分数を量としてとらえることができていないことがわかりました。
ただ、真面目な子で、図などが全く描けないということもないので、少しおさらいすれば、もしかしたらすんなり繋がるかもしれないと思い、簡単かもと思いながらも、分数に合うところに色を塗ったり、図を見て、色がついているところを分数で表したりというところからおさらいをしました。

前回、おさらいの問題の中に、数直線の1を7等分したものが0から2を超えた辺りまで描かれたものがあり、1目盛り目は7分の1、3目盛り目は7分の3と答えられたのに、1を超えた、7分の9にあたるところを、いきなり「14分の9」と答え、勘違いかと思って尋ねたものの「7分の」には直せなかったとか、8分の9と1とでは1の方が大きいと答えて、やはりそれがおかしいことに気づかなかったりした一方で、約分や通分はできている。ということは、計算練習などをしてもあまり意味はないと思って、初歩の初歩をおさらいすることにしたのです。

その結果、あっという間に数直線のさされたところにあたる分数を、仮分数になっても次々と答えられるようになり、中学では帯分数は使わなくなるものの、考え方は理解できていた方がいいと思ってやってもらった、帯分数+帯分数で分数部分が1より大きくなるものを考えるときに、ホールケーキがあるとして説明してもらったところ、だんだんと自分で説明できるようになり、説明するときには当然、切られたケーキが頭に思い浮かべられるようになりました。

小学校でも分数を学習する際には、そういうこともきっとしただろうと思うのですが、少なくともその子はその時点では理解に結びつかなかったのでしょう。それでも、一度おさらいをするだけで、分数が「イメージできるもの」に変わりつつあるわけです。
頭に思い浮かべられるものは図に表すこともできますし、考えることもできるようになるはずです。

その子の抜け落ちている学習内容を見つけ、できるだけ早いうちに小学校の算数のおさらいを終えられたらと思います。

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2021年3月17日 (水)

気のせいでなければいいな

1年生から来てくれている、高学年の子がいます。その子は真面目に取り組んでくれますし、解き方を暗記させるようなことはしないのですが、計算などはできるようになるまでにやや時間がかかり、時間が経つとすっかりできなくなってしまうということも。おうちの方に伺ったお話では、学習全般に苦戦気味とのことで、絵を描いたり、音を聴き取ったりということは得意らしいのですが、勉強では真面目に取り組んでいるのに、なかなか成果につながらない状態が続いていました。

国語に関しても、未だに平仮名を書き間違えたり、その文は日本語としておかしいよね?というような文を書いたりということもしばしばあって、真面目にやっているのになぁともどかしさを感じることも少なくありませんでした。

それが、ここ何回か、宿題の間違いが減り、読解の答えも一発正解とはいかなくても、三角がもらえそうな答えを書いたり、「いい線行ってる」答えが増えてきたように感じていました。
そして、今週のレッスンでも、随分前にやってもらったものの、そのときのその子にはどうやら難しいのだなと思って保留にしていた問題を、もう一度考えてもらったところ、答えの精度がやはり上がっていました。

もちろん、スラスラと完璧な答えを答えられるようになったというわけではないのですが、何かちょっと反応が変わってきたような気がして、これが気のせいでなければいいなと思っています。

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2021年3月16日 (火)

昔を思い出すと

自分が中高生だった頃、順列組合せ、確率の類がほぼ全て、数学のほかの単元に比べて、解いた答えが合っているかどうか確信が持てないものが多く、苦手としていたことを覚えています。
今思えば、その単元に限ったことではなく、習ったことを覚えて、それを使って解くことを繰り返していたため、覚えることが増え、どの場合にどれを使うのかの判断も必要になる上述の単元で苦戦するのは当然のことだったのだろうと思います。

小さい頃からじっくり考えて解くことが当たり前になっている子達でも、その単元は他の単元より嫌いだという子は少なくありませんが、私が抱えていたモヤモヤは、自分が何を解いているのか、深く考えることなくなんとなく答えを出し続けていたからなのだと思います。

最近は小学校の場合の数でも、結構しっかり順列組合せの基礎になるような問題が出てきますし、中学では、そのまま高校数学につながっていくような内容までしっかり学習するので、その時期に図を描いたり、どんな場合があるか書き出したりということを、じっくり納得いくまで考える経験をすることで、昔の私のようなモヤモヤを抱えずに済むのではないかという気がします。

また、この単元は実生活での経験なども問題を解く際の助けになるように思いますので、くじ引きをしたり、じゃんけんをしたり、好きなカードを何枚か選んだり、そんな経験を実際に色々したことがある子は、イメージがしやすいのかもしれません。

今回のあるレッスンで、5種類のパンをA、B2人の子で分ける分け方は何通りあるか(どちらかが0個の場合は考えない)という問題にあり得ない答えを書いた子がいました。どう考えたのかよくわからない間違い方だったので、どんな分け方があるか書き出してもらったところ、なぜかどの分け方も必ずあんパンを選んでおり、書き出し方もAの子が1個取る場合、2個取る場合と書き始めたのに、2個取る場合を全部書かないうちに3個取る場合や4個取る場合も混ざり始め、途中までは前から順に書きだしていたのが、途中では最初に出てくるあんパンが後ろに出てきたりと、大混乱。
それでも最後まで考えて答えに辿り着いてもらった後で、その書き方では何かが抜けていても気づきにくいから、順番を決めて書き出すことを確認し、更に、そこでようやく、Aの子が1個取る場合と4個取る場合、Aの子が2個取る場合と3個取る場合はそれぞれ同じ何通りの答えが同じになるということを理由と共に伝えました。

ただ、この考え方も、普段から兄弟などでものを分ける経験をたくさんしている子であれば、自然とそういう発想が出てくることもあるかもしれません。また、実際に書き出して確かめることをせずに、計算の仕方だけを教えてしまうと、順番が関係する場合と関係しない場合などで混乱する可能性も高まります。(昔の私がそうでしたし。)

順列組合せの単元は、実生活の中でそれに関する色々な経験をしている子にとっては、それほど難しく感じないのかもしれませんね。

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2021年3月15日 (月)

はじめが大事

私自身、鉛筆の持ち方はやや正しくないので、尚更思うのですが、教室を始めてから、鉛筆の持ち方が不自然な子がたくさんいることに驚きます。
私の場合、構えの段階では一応正しく持っているのですが、子ども達の中に少なからず構えからして明らかにおかしく、親指がぐるっと鉛筆に巻き付いていたり、筆のように人差し指だけでなく、中指まで鉛筆を押さえていたり、妙な癖がついている子がいます。

小さい頃からお子さんを教室に通わせてようと考えられるご家庭は、教育への関心が高いご家庭がほとんどですから、尚更、なんでかなぁと思っていましたが、何年も子ども達を見ているうち、むしろ早くから鉛筆を持たせることでそうなっている可能性も否定できないのではと思うようになりました。

私も就学前のお子さんとのレッスンでは、楽しくレッスンすることを優先したいこともあって、数字の書き方や鉛筆の持ち方は教えることはあっても、違っているからといって何度も注意するとか、必ず矯正させるとかまでは至りません。
同じようなことがご家庭でも行われていれば、子ども達はそれぞれに持ちやすい持ち方で字を書き、学校などで正しい持ち方を指導される前に自分の持ち方の癖ができてしまうのではないかと思います。

鉛筆でもお箸でも、癖がついてしまったものを矯正するのは、なかなか根気が必要で、本人の強い意志か周囲からの強制でもなければ、癖がそのまま定着してしまうこともあるでしょう。

正しい鉛筆の持ち方をすると、あまり筆圧がかけられないので、強く書きたい小さい子達には意識的な練習が必要なのだと思います。現に私は正しい構えはするものの、書くときに力が入り、そのせいで人差し指がぐっと曲がって山になってしまう癖が子どもの頃から抜けません。
読みやすい文字が書けるのであれば、持ち方はどうでもいいという考え方もあるかもしれませんが、正しい持ち方をすると、長く書いても疲れないとも言いますし、初めに正しい持ち方を癖づけてしまえば、それが普通になるのであれば、そうした方が子どもにとってもいいのではと思います。

そのためにも、幼いうちはあまり早くから鉛筆で文字を書かせないとか、書かせる場合は意識してやわらかい芯のものを使わせる、慣れるまでは持ち方の補助具をつけるとかの配慮も大切なのではないかと思います。

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2021年3月14日 (日)

オフ

今日は更新お休みします。

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2021年3月13日 (土)

何が邪魔をしているんだろう

1月中頃から一緒にレッスンをしている高学年さんは、恐らく持って生まれた能力的には優れているのではと思うのですが、これまでの学習の仕方の影響なのか、とにかく考えるより先に、習ったことをうろ覚えのまま解き始め、「当たれば」それでよし、「外れれば」違う計算をし直すという感じの癖がなかなか抜けません。

もちろん、習ってしまったところを習ったことを忘れなさいといっても難しいので、先日からまだ一切習っていないはずのところを一緒に学習し始めました。そうは言っても、これまで習ったことをきちんと意味まで理解していれば、何も教えられなくても、図を描いたりすれば解くことができるような問題だったので、敢えて、まず考えてみてとだけ言って、様子を見ています。

今週のレッスンでも、分数と割合の問題が中心だったので、問題に合うような線分図を描いてもらったりしたところ、すんなりと行かないものもありましたが、きちんと図が描けるものの方が多く、描き上げた図を見届けて、「じゃあ分かるはずだから考えてね」と再び待っていたところ、どうしてなのか、絵を描いたことが全く役に立っておらず、訳の分からない計算を次々と繰り出すことが何度もありました。

そのたび、それは一体図のどこを求める計算をしているのかを尋ね、おかしなことを言っていれば再度描いた図を確認させ、求めたいものは与えられている値より大きくなるのか小さくなるのか確認し、どうにかこうにか答えに辿り着くのです。
問題に合った図を描けるのに、それを見て答えを出すことができない子はあまり記憶になく(図に表せない子や、本来求められている計算式は思いつかない子などはいますが。)、この子は一体何によって思考を邪魔されているんだろうと、そのことがとても気になっています。

分数が絡む割合の問題だと、例えば、「全体の3分の1を使い、残りの5分の2を使ったところ、残金が600円になりました。元の所持金はいくらでしょう。」というような問題の場合、一般的な解き方だと、「1-1/3=2/3 2/3×2/5=4/15 1-(1/3+4/15)=3/5 600÷3/5=1500」という感じになりますが、線分図を描いてしまえば(得意な子は描かずとも頭の中のイメージで解いてしまえますが。)線分図をまず3等分し、3分の2にあたる部分を5等分し直すと、5等分したうちの3つ分が600円ですので、3つ分が600円なら1つ分が200円。5つ分は1000円。これは元の3分の2にあたるから、もとは1000÷2×3で1500円と、きちんと図を描いて、それを見れば、分数の掛け算、割り算を知らない子でも解くことは可能です。

まあ、一緒にレッスンをするようになってまだ2か月ほどの上、そのうちひと月以上は学校でテストがあるとか、テストの直しでわからないところがあるとかで費やしていましたので、真っ白の単元を一緒にし始めてからはまだ数回ということを考えると、そうすぐすぐ変化は出ないかもしれませんので、粘り強くがんばらねばと思います。

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2021年3月12日 (金)

気づき

小学校のおさらいから始めている中学生さんとのレッスンでのこと。
いわゆる植木算系の問題で、木の数と間の数や、ノートの罫線と行間の数などに関する問題をほぼ軒並み間違っていたので、算数なんだから、迷ったときには簡単な絵を描いて確かめればいいのだという話をし、その流れで池の周りに木を植える類の、これもまた定番の問題の絵を描いてもらいました。その上で、まっすぐな時は木の数より間の数の方がひとつ少なかったけど、円くなったらどうかを確かめてもらったところ、「同じです…。」との答え。
そこで、「輪になってるときは木と間の数は同じなのに、まっすぐになったらなんで同じじゃなくなるんやろ?」と尋ねたところ、少し考えた後「あっ!」と言って、「真っすぐにしたら、ここ(輪になっている絵の木と木の間のうち1か所)がなくなるから。」と答えてくれました。

長年、算数、数学に苦手意識を持ち続けてきた子が、たとえ小学校のおさらいであっても、自ら「あっ!」と言って気づいたこと。それはとても大切なことで、嬉しいことでもあります。
苦手だ、できないと思っているものに対して、教えられたわけではないのに自ら気づけた、発見できたというのは、気持ちのよいものですし、それがたとえ些細なことであっても小さな自信につながります。

現時点では抜け落ちているところがかなり多そうなので、時間はかかるかもしれませんが、そうやって小さな自信を積み重ね、苦手意識が和らいでくれることを願っています。

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2021年3月11日 (木)

基礎の大切さ

先月から一緒にレッスンをしている中学生さんは、小学校3年ごろから算数が苦手になり始め、そのまま中学校でも苦手意識を募らせ続けていたようなのですが、これまでにも苦手としているとか、苦戦しているとかいうお子さんには結構ご縁を頂いていたものの、想像以上に小学校の算数の取りこぼしがあることがわかりました。

先日驚かされたのが、1㎠がどんな広さか分からず、縦3㎝、横4㎝の長方形の面積や1辺5㎝の正方形の面積すらも出せない状態だということでした。取りこぼしの範囲があまりに広いので、今回の学年末試験では図形など、覚えれば点数につながるところを中心にしたものの、改めてどんな問題を間違えているのか見たところ、これはきっと計算の順序も曖昧なんだろうな、分数の掛け算、割り算もきちんと身についていないんだななどと、小学校の範囲のことが分かっていないのだろうと思われる間違いがたくさんありました。

学年末試験も終わったので、おうちの方にも本人にもこれから過去のおさらいをすると伝えていました。今回のレッスンから早速、念のため小3範囲からおさらいを始めたのですが、分数がほとんど理解できていなさそうだということが分かりました。小数が苦手でも中学校以降はさほど困りませんが、分数自体が理解できていなければ、様々な問題が解けなくなります。

短期間のうちにどこまでおさらいできるか、どこまでしっかり理解してもらえるかわかりませんが、本人がやる気になってくれているので学年が上がるまでにある程度なんとかなればいいなと思います。

算数、数学はほとんどの内容が積み上げですから、小学校の算数をきちんと理解していなければ、当然数学でも苦戦します。
ですが、算数を、単に解き方を覚える勉強ではなく、どうすれば解けるのか、なぜそれで解けるのかなどをしっかり理解しながら積み上げていれば、中学校、高校と進んでも、自然と考えられることがかなり出てきます。
しみじみと、算数の学び方は大事なのだろうと思います。

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2021年3月10日 (水)

たとえゆっくりでも。

5年生の半ば過ぎに算数に強いコンプレックスを持ってしまったということでご縁を頂いた子が、その後コツコツがんばって、とりあえず、算数、数学はまあ好きと思えるぐらいになってくれました。
それでも、問題を考えるペースはまだまだかなりゆっくりで、普段のレッスンで学校より先に進むのがいつもギリギリ、1回お休みになると抜かれてしまうこともあったぐらいの状態が続いていて、中学校で授業のペースが速くなり、内容も難しくなると、ちょっと厳しくなるかもなと思っていました。

それでも、レッスンではいつもコツコツよくがんばってくれていましたし、中学生になってからこれまで、コロナ禍でイレギュラーだらけの中学生活にも関わらず、ずっと平均点より十分上の得点を続けてくれてはいました。
そして、今回の学年末。試験範囲がかなり広いこともあって、全てをおさらいするだけの時間はなく、時間制限のある中でこの子がどれだけ解けるか、予想がつきませんでした。

しかし、返却されたテストを見てびっくり!問題数もかなり多く、グラフの問題もあれば、作図に関する問題も3問もあり、更には当然計算問題その他もあって、本当に1年間の総まとめのようなテストだったというのに、最初から最後までしっかり解いた形跡があり、その上難しい問題も含め相当数正解もしているのです。

むしろ、これはできたよね?という計算問題を1問ミスし、図形の選択問題もほんとならできたよね?というものがあったので、もしそれも正解していたら、学年でも上位10%かそれ以上に入ったのでは?というような出来でした。

それを見て、驚きと喜びを感じると共に、塾講師だった頃のある中学生のことを思い出しました。その頃勤めていた塾は中学生はそれぞれ2クラス、おおよその成績で分けられていて、成績上位のクラスにいるこの中にひとり、もう大半の子が解き終わり、板書での解説も終わって、消して次に進もうとすると「先生、待って、待って!まだそこ書けてないんで!」と毎回のように言う子がいて、少なくとも数学に関しては上のクラスではしんどいのかもと思っていました。
それでも年度の半ばも過ぎており、国語などは十分できていたこともあって、そのまま上位クラスで授業を受け続けた子が、最終的に神戸高校に合格したのです。

彼女は、周りの子に比べるとペースは遅かったものの、理解できないところは「なんで?」と分かるまで質問してきましたし、みんなを待たせるわけにもいかないので、板書は残したまま次に進んだとしても、自分で納得するまで問題を考えているような子でした。
今思えば、そういう学びをしていたからこそ、しっかり身に着いたということなのかもしれないなと。

今回の中学生が今後どうなっていくかはわかりませんが、ペースがゆっくりであっても、ひとつひとつ自分が納得してから進むことは、やはりしっかり力になるのだなと感じさせてもらえた出来事でした。

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2021年3月 9日 (火)

時期を待つ

先日も書きましたが、数ヶ月前に割り算の筆算に強烈な拒否反応を示していた2年生さんが、しばらく保留しておいた後、もう一度やってみることにしたところ、あまりに呆気なく解いてしまって驚いたということがありました。

その子が引き続き、3桁÷2桁や4桁÷2桁など、割られる数も大きくなり、割る数も2桁になりと、また抵抗される可能性がある筆算に進んだのですが、1、2問私が解いて見せただけで、スラスラ。2桁×1桁の計算はお手の物。4桁÷2桁になると、答えが3桁になるものもあるので、その場合、筆算を3回繰り返さなくてはいけませんが、それすらも全く抵抗なくクリアしていきました。

数年前から徐々に自作教材中心に切り替えているので、その子のペースに合わせて、取り組んでもらう枚数や内容、順番などを加減しやすくなりましたが、上述の子は、上の兄弟が使ったプリント教材と同じものを最後まで同じようにするということで、その教材の順が一応決まっているのです。それもあって、順番通りに進めたところ、想定外の激しい抵抗にあったわけです。
でも、そこで無理をせず、ほかのことをやり進めながら、学校で九九も全て暗記し終わった。2桁×1桁や3桁×1桁もすんなり暗算できるようになったというような、いくつかの段階を経た後に戻ったところ、こんなにもすんなり進んだのを見ると、時期の見極めも本当に大事だなと感じます。

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2021年3月 8日 (月)

自分の好み

勉強とは関係ないというか、もしかすると正反対のような話題ですが、今日はレッスンがお休みの日ということでこんな話題を。
子どもの頃は漫画も普通の本も結構色々読んでいましたが、大人になってからは漫画はほぼ全く読まなくなっていました。ですが、最近はスマホで気軽に無料で読めるアプリが色々あって、ちょっと気になった漫画を読み始めたところ、すっかりはまってしまいました。

利用しているいくつかのアプリでは、途中まで無料で読めるものや、漫画によっては最後まで無料で読めるものもあって、気になったらちょっと読んでみて、気に入ったら続けて読む感じで、初めは無料なので、気になったものを気軽に読んでみることができ、気に入らなければ、これまた気軽に読むのをやめられます。(無料だと、最後まで読まないと、なんかもったいないとかいうことは感じずに済みますので。)

そんな感じで、かなり色々な漫画に触れていると、これまで自分でもはっきりと自覚していなかった、自分の好みというのもが見えてきました。
子どもの頃から怖いお話やグロテスクなお話は苦手ですし、やはり子どもの頃から職人さんへの憧れのようなものはずっと持っているので、自然と、ホラーとか暴力シーンがありそうなものとかは避けますし、靴職人とかパン職人とか、何かを作る人が主人公のものには惹かれるというのは自分でも納得なのですが、それ以外だと、とにかく和む、癒されるというような、ほのぼのした平和なストーリーが好きなのだということも改めてしみじみ感じました。

自分でも少し不思議だったのが、元々、あり得ないような設定、薄っぺらなストーリーというのは楽しめないほうだというのに、異世界だの、魔法だの、転生だのと、設定自体が初めからあり得ないほのぼのストーリーは楽しめるという発見があったことです。

これは漫画の話なので、子ども達に役に立つ話ではありませんが、この発見を通して感じたのは、とにかくまずは好き嫌いを決める前にちょっとでもかじって(読んで)みる。そして、たくさんのものをちょこちょこかじってみることで、自分の好みがはっきり見えてくるということでした。

小さいお子さんに色々な経験をさせてあげたいと、たくさんの習い事をさせてあげたり、色々なところに連れて行ってあげたりという親御さんは少なくないと思いますが、習い始めたのだから簡単にやめてはダメとか、あれこれ色々やり過ぎるのはダメとかいうのは、特に小さい時期には当てはまらないのではないかなという気が少ししました。
たくさんのものを少しずつでも経験することで初めて気づくことがあったり、自分の好きなこと、嫌いなことがはっきりわかってくるということがあったりするのだとしたら、小さい子であれば、楽しめないことは辞めてしまっていいように思いますし、本人が楽しいのであれば、しばらくはいくつか並行して様子を見て、一番好きなことは何か見極めていくというのも有効なのかもしれないなと。

それと、これはまた少し別の話ですが、読んでいる漫画の中に、ある程度昔の史実や、その頃の生活を踏まえて描かれているものが、結構色々あって、私は世界史や地理に全く興味が持てなかったのですが、昔のイタリアが舞台の漫画や北極圏の国が舞台の漫画などを見ていると、その国や文化に興味が湧いてきたりします。そういう漫画は書店ではなかなか見つけられそうにありませんから、アプリで漫画を見られるようになったというのは、メリットもありますね。

長々と漫画の話で失礼いたしました。

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2021年3月 7日 (日)

体験レッスン

2月、3月は子ども達とのお別れもありますが、ぽつぽつ体験レッスンのご希望も頂いています。今日もおひとり、言われなければ低学年とは思わない、落ち着きのある男の子さんと体験レッスンをさせて頂きました。

現在、通ってくださっている皆さまに、来年度のレッスンのご希望を伺うアンケートをお願いしていますので、もしも新年度から通うことをご検討頂いている方がおられましたら、早目に一度ご連絡頂き、体験レッスンにいらして頂けるとありがたいです。

4月からの時間割を組んだ後になりますと、その時点で空いている時間からお選び頂くことになりますが、3月中にご希望を伺えれば、その分調整できる可能性が高まりますので、よろしくご検討ください。

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2021年3月 6日 (土)

ああ、嬉しい。

5までの数の把握から始めて、その後10まで、20までは比較的すんなり進んできたものの、100までの数の引き算でストップしてしまった、発達がゆっくりの低学年さん。この子のことは時々書いていますが、教具を何度見せても、頭に思い浮んでいる様子がなく、そういえば点つなぎがまだまだ苦戦状態だったのだと気づき、反省したのが先々週。

その後、自力でできそうな少し簡単な点つなぎに戻す代わりに、宿題に出す点つなぎの量を少し増やし、様子を見ていたのですが、今日は来てくれた時点で、以前ならかなり苦戦していた点つなぎが随分楽になってきた様子が明らかに感じられました。ほんの2週間だけど、見ていて、あれ?と思うぐらい、点の位置が見え始めているのを感じて嬉しくなったのですが、これもまた何度目になるか、これまで何度もやってきたものの、どうもぴんと来ていない様子だった、2桁ひく1桁の繰り下がりのある引き算を、まずは教具を使いながら少し長めにして、次にプリントも手で隠してもらったりしながら進めた後、数式だけのプリントに移り、43—7であれば、「上の3隠したら、あといくつ隠す?」と教具を使いながらやったやりとりの方法で尋ねると、時には指を見たりもしましたが、明らかに何か考えている姿を見ることができ、待っていると「あと4?」と答えてくれた後、「そう!」と言って「じゃあ?」とだけ言ってまた待っていると、「三十…六?」と答えが言えました。その後も何度か同じやり取りを繰り返すうち、何をしているのか、どう考えているのかが繋がり始めたのではと感じられ、最後は大きな声で答えられるようになりました。

その子は、筆算をすれば大体は答えが出せる状態ではあるのですが、頓珍漢な答えになってもそれがおかしいということには気づけない段階なので、できるものなら低学年のうちに、きちんと数を感じ、自分が何をどう考えて解いているのかを分かってもらえたらと思っていますので、これまで何度やってもなかなかピンとこない様子だった2桁ひく1桁が、何らかのイメージと共に考えられるようになりつつあることがとても嬉しく感じました。

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2021年3月 5日 (金)

どう違うんだ??

このところちょっと不調続きの低学年さん。元々計算はかなり得意で、結構楽しそうに解いてくれることが多い子なのですが、このところ、一体何があったの?というぐらい、たびたびおかしなスイッチが入ります。
それでも、今日は比較的ましだったのですが、前回間違いだらけだったため、文章問題の宿題の直しをしてきてもらったものを見ると、よく読むように書いて、赤で下線まで引いておいた問題を、まだおかしな間違いをしたまま持ってきました。

きちんと読んでいないのか、何か勘違いしているのか、どちらか判断できなかったので、問題を声に出して読んでもらったところ、きちんと読んでいます。それでも気づいてくれる様子がないので、「何をどれだけ買ったの?」と尋ねたところ「1個280円のケーキ1個と1個150円のプリンを3個」と答えました。問題文は「1個280円のケーキと1個150円のプリンを3こずつ」と書いてあるので、ケーキのあとの「と」を「ケーキ1個と150円のプリン3個」と読んでしまっているんだろうかと思い、「3個ずつってどういうこと?」と尋ねても「プリンを3個ずつ」と答えます。

なんだ?これはまたおかしなスイッチが入ったのか?それとも言葉の意味がわかっていないのか??と思いつつ、こう尋ねてみました。

「1枚10円の赤い色紙と1枚20円の金の色紙を2枚ずつ買ったら、色紙何枚あるの?」と尋ねたところ、「4枚」と即答しました。

なんで??(汗)

まだ自分で買いものをする経験も少ないであろう2年生男子なので、買い物することがイメージできていないんだろうかとも思いましたが、「ずつ」の意味も分かっていましたし、1枚10円、1枚20円と言っても、そこに惑わされもしませんでした。
でも、それを即答した後にも、ケーキとプリンがそれぞれ3個とは答えてくれず、ためしに「280円のケーキと150円のプリンを3個ずつ」だったら、何をいくつ買ったのか尋ねても6個とは言ってくれず、しまいには「1個」「1個」「3個ずつ」を見たのか、「5個」と言い出す始末…。

時間も過ぎていたので、これ以上やっても今日は無理そうだなと保留にしましたが、色紙なら即答できて、ケーキとプリンだと分からない、その違いは何なんでしょう…。(値段が高いとかもあるかもしれませんが、買った数を聞いている段階では値段がいくらだろうと関係ないように思いますし…。)

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2021年3月 4日 (木)

それがいい方法だとは思わないけど

年長の頃から来てくれているものの、ずっと数に関して苦労している子がいます。適当にやっているわけではないのはわかりますし、形などの問題にはさほど苦労せず、問題によってはスラスラ解いたりもしますので、その子の持って生まれた能力が、数に関する部分はでこぼこの「ぼこ」になっているのかもしれません。
仮にそうだとしても、その子は日々学校で授業を受けていますので、少しでも学校で困らないようにということを考えて、できることをしているのですが、数量感覚がなかなか伴わないこともあり、引き算は特に間に0があるようなものになると、何度やっても身に着かない状態が続いていました。

計算で苦労しているのはわかっているので、その子に関しては、暗算の問題でも筆算を使ってでも答えが出せればよいことにしているのですが、例えば、2000-123とかのように、何千とか何万とかジャストの数から引き算をすると、どうしても上から順々にくり下がってくることを覚えてくれない状態で、さてどうしたものかと。

がんばっているのにできないものを「なぜできないの?」と言われても本人もどうしようもありませんから、どうすればその子がその類の問題を解くことができるか、あれこれ考えました。
その結果、ジャストの数から1桁の数を引いた答えは少し考えたらほぼ間違えずに答えられるようになりました。(3000-2=2998のようなことです。)ですので、その子には、仮に「3000-182」という問題であれば、まず2を引いたらいくつになるか考えた後で、残り180を取るという考え方をすれば、間違える確率が格段に減りました。

そして、「こうやって考えたら解けるんだから、がんばって宿題もやってね」と言ったときに、計算用紙を手に取って「これ持って帰る。忘れたらこれ見てやる!」とその子から、宿題に対して前向きな言葉を聞くことができました。

年長さんの頃から数はあまり好きではなさそうだったので、嫌々やって間違いが多発しているのかと思ったりしていたのですが、100を超えてくると、その子にとってはイメージできない数だったのだろうと思います。それでも何とか答えを出そうとするのに、ほとんどバツになってがっかりしていたのかもしれません。傍から見たら、なんてまどろっこしい解き方をさせているんだと思われるかもしれませんし、例えば筆算の書き方を何度も何度も繰り返し教えて練習させれば、答えは出せるようになるかもしれませんが、その子にとって、その答えは全く何もイメージできていないものになってしまいます。

子どもの成長は読み切れないので、今は苦戦していても、きちんとその子が分かる方法で積み上げていっていれば、あるときぴょこんと段を超えるときが来るかもしれません。
今はまだ低学年なので、手間がかかる方法であっても、その子自身が考えられる方法、理解できる方法で答えを出してもらえることの方が大事なのではないかと思います。

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ちょっと切なくなる

先日から、算数、数学に強いコンプレックスを持ってしまった中学生さんとレッスンをさせてもらうようになったのですが、その子とレッスンをしていると、必要のないところで、力なく「ははは」と笑うことがよくあります。

私は、算数、数学が得意なお子さんとも苦手なお子さんともレッスンする機会を頂いているので、苦手な子には、今分からないことを恥じる必要も誤魔化す必要もないということは伝えますし、分からないところはひとつずつクリアしていけばいいのだという話もします。

ですから、少なくとも私の前では、分かったふりをする必要もなければ、取り繕ったり、笑ってごまかしたりする必要もないのですが(仮にそういうことをしても、ほとんどの場合、分かっているか分かっていないかは表情などを見て判断できますので)、その新人さんの場合、私にはそういうことをする必要がないということは理解してくれているのに、それでも必要ないときに何度も「ははは」と笑ってしまう。その姿を見ると、ちょっと切なくなります。

想像でしかないので、違うかもしれませんし、そのことを本人に確認することはかえって傷つける可能性もあるので、確かめるつもりはありませんが、これまで何年にも渡って、その子は、授業の内容の大半を理解できず、それでも授業は受けねばならず、日々学校は続いていき、友人関係も色々とあるわけで、その力ない笑いは、その子にとっての処世術のひとつだったのではないかと思うのです。

まだ数回しか一緒にレッスンをしていないので、すぐすぐ変化が現れるのは難しいだろうと思いますが、それでもレッスン中に「あ~あ!」というような声を出してくれることがあり、そういうときには声に力もこもっていますので、きちんと理解できた、納得できたのだなとわかります。そういう経験を算数、数学では長くしてこられなかったのだろうと思いますから、その「あ~あ!」といえる機会をできるだけ多く作っていくことで、コンプレックスが和らいでいくだろうと思います。
なんとか受験に間に合う段階で変化が現れてくれることを願いつつ、私もがんばろうと思います。

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2021年3月 3日 (水)

もどかしい

子どもの学びに限った話ではなく、例えばしなくてはいけない仕事が山積していて、どれも期限があり、期限内に終わらせるにはひとつひとつ丁寧にやっていては間に合わないかもしれない、仮に間に合うにしても、それだけの量を丁寧にというのは気合いや覚悟が必要になるというような場合、大人でも手を抜いたり、やっつけ仕事で片付けたりしてしまうのはいくらでもあり得ることだろうと思います。

少し考えたらそんな当たり前のことでも、「子どもの勉強」となると、何か別物と思ってしまう大人もいるのでしょう。
更に厄介なのは、結構広く、「定着させるには反復が必要だ」という考えが信じられていることもあるのでしょう。

もちろん、ものによっては反復が必要なものもありますし、好き嫌いなどによってもぱっと覚えられるものとなかなか覚えられないものなどもあるでしょう。ただ、例えば小学生の頃に宿題になりがちだった百字帳に同じ漢字を何度も書くような宿題は、退屈だし、やっつけ仕事で書くので、ひとつひとつ細かいところまで気を配って書く子は稀ですし、間違えたまま何度も書くとむしろ害になったりもします。
それであれば、細かいところまで意識を向けながら、これ以上丁寧には書けないというぐらい丁寧にひと文字だけ書くのと、どちらが記憶に定着するかは、後者である可能性は少なからずあります。

計算問題も同じような問題を大量にせねばならないとなると、集中が続かなくても不思議はありませんし、いちいち考えていてはくたびれますから、適当に終わらせるということになってもおかしくありません。
適当に20問やるのであれば、3問連続正解したらそれ以上はしなくていいというふうにして3問きっちり考えるほうが有効な場合もあります。

教室のプリントの問題を減らすとか、宿題を加減するとかは可能ですが、学校の宿題に関しては私にはどうしようもないところなので、学校の宿題が多い場合、子どもがじっくり取り組まないとしても無理はないのだろうと思います。

たくさん宿題などを課す先生は、反復させて定着させようと思っているのかもしれませんが、それが好きな子はたくさんしなくても身に着くでしょうし、嫌いな子はたくさんすることがストレスになりますから、なんとももどかしいというか、悩ましいというか…。
それぞれの子がきちんと問題に向き合って考えられる程度の量の課題をうまく与えるというのは、クラス単位になるとやはり難しいものなのでしょうね。

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2021年3月 2日 (火)

そういうの嬉しい

「天才系」でちょっとつかみどころがなく、ほとんどの子がすんなりクリアするようなところでめちゃくちゃ苦戦したかと思えば、これは難しいかもと思うようなものをひょいっと解いてしまうこともあるようなタイプの子とのレッスン。

数ヶ月前に割り算の筆算をしようとしたところ、暗算は全く抵抗なく解いたのに、どうしたことかものすごく激しい抵抗を示し、それは宿題で、おうちの方が働きかけてくださっても全くダメだったのですが、数ヶ月保留にし、その間に3桁や4桁の数を1桁で割る暗算などは問題なく進み、学校で九九も完全に覚えたので、前回再び出してみたところ、あの抵抗は何だったんだろうというほどあっさりクリアしました。

今回もその続きだったのですが、筆算ばかり続くとぼ~っとしてくる子も少なくないので、間に文章問題を挟みました。
しかし、うっかりしていて、そのプリントの中には3桁÷2桁や4桁÷2桁をしなくてはいけないものがありました。(それはまだ一緒に学習していませんでした。)

でも、1問目は気づくのではないかと思う数だったので、黙って見ていると、やはり答えを出せました。
しかし、2問目は3000÷16を考えねばならない問題だったので、ひとまず引き取って後日にしようかなと思いかけたところ、その子が「10回で160だから…」とブツブツ言い始めました。単位換算が必要な問題だったため、初め、300÷16と勘違いしていたようで、更にはそれでもまだ答えは間違っていたのですが、その子なりに考えた式が「300-16×10=140」でした。

もちろん、まだ140も余っているので、色々考え足りないところはある上に、本当は3000÷16なのですから、問題を解くという意味では「全くダメ」と言われるのかもしれません。ですが、まだやったことのない問題を「わからない」とは言わず、その子なりに10回分で160になるから、それを引いたら余りが出ると考えたことがすごいなと思いました。

その辺りで時間が来ていたので、続きは次回に回すことにしましたが、そうやって考えることができれば、16×100で1600。まだ1400残るから…と考えて、きっと答えに辿り着くことはできるはずです。
そして、そういう考え方ができるようになってから筆算をすれば、筆算の考え方の意味がきっと理解しやすくなるだろうとも思います。

やったことのないものを、既存の知識を駆使して考えようとする姿を見ると、とても嬉しくなります。

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2021年3月 1日 (月)

3月

今日はすっかり春の陽気でしたが、明日はまた寒くなるとか。
1月は行く、2月は逃げる、3月は去るとかいいますが、ぼ~っとしていると、あっという間に今年度が終わりそうです。
家では悲しいぐらい仕事が捗りませんが、新年度に向け、なんとか自分で自分のお尻を叩きながらがんばろうと思います。
今月もどうぞよろしくお願いいたします。

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