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2021年2月16日 (火)

なんだったんだろう?

私も好き嫌いがかなりはっきりしているほうですが、ある低学年さんはなかなかユニークな天才系で、時々、どうしてそれがそこまで嫌なの?と思うようなものでも、強烈な抵抗を示すことがあります。
最近では、普通に2桁や3桁×1桁の学習もし、割り算はあまりのあるものも済んで、その流れで割り算の筆算に進んだとき、それは起こりました。泣くぐらい激しい抵抗を示し、説明しようとしてもそれすら聞き入れようとせず、やりたくないの一点張り。おうちでも激しい抵抗を示し続け、筆算をするなら行かないとまで言ってきかなかったそうです。

割り算の筆算は学校で習うのはまだ先ですし、暗算で九九の範囲を超えた割り算もそれなりにできるようになったので、しばらく保留にしてほかのことを進め、何か月か経ちました。
教材の順からしても、そろそろこれをやりたいんだけど…と思い、今日は筆算の書き方がどうしても受け付けないようなら、暗算で答えだけ書いてもいいことにしようと、再び、以前激しい拒否反応を示された、その子にとっては「見たくもない」プリントを出したところ、まずはプリントを机に置かせてくれました。(以前は置いてもそれを押しのけてしまうほどでしたので…。)そして、2問、意味を説明しながら書いてみせたところ、今日はすんなり動き出し、嫌だとは一言も言わず、解いているうちに慣れてきたようで、予定よりたくさん進みました。

あの想定外の激しい抵抗はなんだったんだろう?と不思議な気持ちになりつつ、九九も暗記し、もう少し大きな数の掛け算や割り算の暗算もして、その子の中で「機が熟した」ということなのかもしれないなと、子どもは面白いなと思いました。

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