« お別れが続く | トップページ | 向き合うこと »

2021年2月24日 (水)

モヤモヤする

小中学校の先生の中に、算数、数学でとにかく手順通り途中の式も全て書かなければ減点したり、バツにしたりする先生が時々おられます。
先日から来てくれている高学年さんの先生もどうやらそのタイプのようで、それもかなり許容範囲が狭く、自分が授業で教えた通りに解かないと片っ端から減点になっているような印象を持っています。

もちろん、途中式が必要なものもあるでしょうし、問題に出てきていない数値を使ってはいけないということなどもあるのかもしれません。ですが、例えば5%というのを見て、それを0.05や5/100(1/20)として使うのすら減点になり、5%=0.05などと書かねばならない。円錐の底面の半径と母線、中心角の関係の問題では、例えば中心角が120度と書かれているのを見て、数量感覚がある子、特に算数が好きな子などの多くは、すぐに3分の1だと気づくでしょうに、それすらも120/360=1/3ということを書かねば減点される。
こういうところに厳しくこだわる先生にあたった算数、数学が好きな子達の多くは、学校の算数、数学はキライだというようになりがちです。

学年が上がって、答えだけ書けばいいようになれば、そのストレスはある程度減るのだと思いますが、細かいところに厳しい先生にあたることで、それまでに算数、数学がキライになってしまう子もいるのではと、それが気がかりです。
途中式などをすっ飛ばして答えが出てしまうような子は、どうやって解いたのか、どう考えたのかを尋ねれば、しっかり説明できることがほとんどだろうと思います。(時には、簡単すぎて瞬時に分かったので、どうやって解いたと言われても…というように感じることもあるかもしれませんが。)そういう子達のやる気を削がないでいてもらえたらなと思ってしまいます。

|

« お別れが続く | トップページ | 向き合うこと »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« お別れが続く | トップページ | 向き合うこと »