明らかな違い
子ども達とレッスンをしていると時々、普段よくできる子の反応が妙に鈍く、あれ?眠いのかな?何かあったのかな?と感じるときがあります。
中には実際眠かったり、疲れていたりする場合もあるのですが、その思い込みでうっかり気づきそびれるパターンが、普段のその子を見ていると、このぐらいは十分できるはずと思っているものが、実はその子は好きではなかったり、気がすすまなかったり、私の読みが外れていてどうやら難しすぎたりという場合です。
普段よくできる子だとつい、全般にできる、全般に好きと思ってしまいがちなのですが、単元によっては苦手だったり、好きではなかったりするものもあるでしょうし、普段、あっという間になんでも理解してしまうから大丈夫だろうと思っていたレベルが、その子には高いと感じられてしまうこともあるようです。
それに気づくのは、眠いのかなぁ?と思って全く別の課題に切り替えた途端、表情が生き生きし始めるようなときです。
今日のレッスンでも、どうも反応が鈍いなぁ、どうしてかなぁ?と気になっていた子が、簡単ではないものの計算の問題に切り替わった途端に、かなりのペースで次々に解き始めました。ただの計算問題でも、筆算で機械的に計算しているとかではないので、数のイメージができていたり、考え方が分かっていたりするのは恐らく間違いないのですが、そうか、さっきまでの問題は気が乗らなかったか、難しかったんだなと気づかされました。
数は好きだけど形は…とか、その逆のパターンとかは比較的よくあるかもしれません。自分の思い込みで状態を見誤らないよう、気を付けなくてはと思います。
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