今日もまたひとつ
発達上の困難がある低学年さんとのレッスンも半年ほどになりました。初めは4や5もぱっと見ただけでは把握できない状態から、今では100までの数の計算に進んでいます。
平均的な発達のお子さんと比べると、年齢にまだ追いついていない感じなので、100まではまだどうしても数えてしまったりすることもあるのですが、その子とのレッスンではほぼ毎回のように、表情を見ていると、あ、今何かつかんだなと感じる瞬間があります。
それまでは不安そうだったり、目が泳いでいたり、表情がぼんやりしていたのに、何かの瞬間にふっと顔つきが賢くなるのです。もちろん、それはその子に限らず、他の子達でも見られることはありますが、発達がゆっくりであるために、これまで学校などでもきっと人よりたくさん苦労をしたり、しんどい思いをしてきたのではないかと思うその子が変わっていく瞬間を見られることは、とても幸せな気持ちになります。
100までがまだぼんやりしている状態でも、学校は先に先に進んでいってしまうので、数の感覚はないままに筆算で答えは何とか出せるという状態なのですが、筆算で計算していることがどういうことなのか、つながる日が早く来るといいなと思います。
| 固定リンク
コメント