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2020年12月 2日 (水)

可愛い抵抗

今日は年長さんとのレッスンもあったのですが、本人には何も言わなかったものの、可愛いなぁと思ったことがありました。

その子は結構よくできる子なのですが、間違えることに対しての抵抗がやや強い印象で、ちゃんとできていることでも自信が持てなければ、不安そうにこちらを見てきたり、答えをうっかり書き間違えたときも(私はできるだけ「間違えてるよ」という言い方はせず、書いたものなら「書き間違えた?」と、口頭の答えなら「言い間違えた?」というような尋ね方をするようにしていますが)、慌てて「これ違う、違う」と、書き間違いを指摘される前に直そうとします。

私自身も子どもの頃から長らく、失敗するところを見られることにかなり抵抗があったので、間違いたくない、失敗したくないという気持ちは何となく共感できるのですが、その子は「できない」と言いたくないという気持ちもあるのか、あまり気がすすまない課題のときにも、はっきり嫌だとかやりたくないとかいうことは滅多にありません。

今日は、計算のプリントとしては、何十何-何十(57-30のようなもの)をした後、この子ならその次までできるのではとプリントを用意していました。すると、何十何-何十のプリントの下にもまだ計算のプリントがあるのに気づいたその子が「それもやるの?」と尋ねてきたので、これはやりたくないということなのかな?と、それを確かめるために敢えて「そのプリントがスラスラできたら、これは今度にするわ」と、本来なら矛盾したことを言ってみたところ、「よし、これがんばるぞ!」と答えました。
その答えで、計算のプリントはもうおしまいにしたいんだなとわかりましたので、「これは今度にするわ」と伝えました。

できる子でも、計算が好きかどうか、数に興味があるかどうかはそれぞれなので、嫌だなぁと思わせないよう気を付けなくてはと思います。

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