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2020年11月 7日 (土)

目を見ればわかる

こんな仕事をしていますが、実は私は昔から、人の目をじっと見て話すのが苦手で、それは今も基本的には変わっていません。
ただ、子ども達とレッスンをしているときには、問題に取り組んでいるときの子どもの表情、子どもの目はよく見ます。
子ども自身は何かを考えていたり、問題を見ていたりするので、目が合うわけではありませんが、目が泳いでいたり、力が感じられなかったりするときはほとんどの場合、頭が働いていません。また、問題を考えながら、何度もチラチラこちらを伺ってくるようなときも、しっかり考えていないか、自信がない場合がほとんどです。

今日のレッスンでも、難しいと感じて問題に向き合いたくないと思っているのかなという様子の子がいました。ただ、しっかり向き合えばもっと考えられるはずだし、その子ならできるはずと思うものだったので、声掛けをして、表情を見ていました。
すると、比喩ではなく、目に力がこもって、輝き始めたと感じられるようになると、静かに思考が始まったことが伝わってきて、程なく答えが出せました。
こういう表情は、算数が得意な子であろうと、苦手な子であろうと例外なく、「目力」が感じられるかどうかで、しっかり頭が働いているかどうか判断できるように思います。(問題を考えているときにぼーっとしているように見える場合があるので、それは少し判断が難しいところではありますが。)

きょろきょろ目が泳いでいるときの子どもの表情にはパワーが感じられませんが、いい表情に変わると、きちんと考え始めているのです。
今日もその変化の瞬間を見ることができて、幸せな気持ちになりました。

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