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2020年11月26日 (木)

気付き

今日は数年ぶりに先日からまた期間限定でレッスンをさせてもらうことになった子との再開後2回目のレッスンがありました。
その子はいわゆる一般的な学校で授業を受けたことがほぼない子なので、これまでにご家庭での学習や、うちの教室のようなところでの学習でその子が学んだことが限られていたり、学年配当などには全く沿っていなかったりで、以前にここに来てくれていたときには、私と初めて1からの数を学習した状態だったので、その後、何をどこまで学んだのか、知っているのかを確認しながらレッスンをしています。

足し算、引き算、掛け算の九九あたりまではわかるようでしたが、割り算は未習とのことで、前回はそれを一緒にしたのですが、今回は掛け算の筆算(掛ける数が1桁のものと2桁のもの)、小数の足し算、引き算(小数第1位までのもの)、同分母の足し算、引き算をすることができました。
小さい子達であれば、初めてのレッスンでそれだけのものを一度に学習するのはあり得ないことですし、実はその子は小数や分数の計算は初めて見たとのことで、分数の読みかたすら知らない状態でした。
それでも、教え込んだわけではなく、その子自身が考えながら、ある程度納得して進めていったにもかかわらず、2時間でそれだけのことをざっくりでも学習できたのは、やはりこれまでの経験や蓄えてきた知識などが助けになっているのだろうなと感じました。

分数はお母さんと料理などをする際に、小さじ2分の1というような感じで見聞きしたことはあったようですし、小数も少し説明をしたら、これまでの経験などから、比較的すんなりとイメージができたようで、2時間みっちり頭を使った後でも「数字ってなんか面白いですね。楽しい。」と言ってくれて、私も何だか嬉しくなりました。

教科書や参考書、問題集などを使っての勉強はもちろん必要だと思いますが、子どもの成長、ペースに馴染まない場合は、無理し過ぎず、その子の成長を待ってあげることで、案外すんなりできてしまうこともあるのかもしれないなと、その子を見ながら改めて気づかせてもらいました。

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