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2020年10月 7日 (水)

なかなか悩ましい

今日のあるレッスンで、中学生の子が「ここではできるんですけど、学校だとできないんですよ。ここの雰囲気がいいんですよ!」というようなことを言ってくれました。
ご存知の通り、教室ではやり方をあれこれ教えるようなことはありませんし、おだててやらせるとか、やらせるために怒るとかいうこともありません。(怒ることはありますが、勉強させるために怒るということはしませんので。)

それでも、今日の子は中学生なのでそんな表現をしてくれましたが、これまでも、例えば教室でした内容の宿題をおうちでしようとしたら全くできなくて、もう一度見て頂けますか?とおうちの方からお知らせを頂き、そんなはずないけど、どこがわからなかったのかなぁと、それを見極めるため、「まずやってみてくれる?わからんかったら助けるから」などと声をかけて見ていると、当たり前にスラスラ解いてしまうというようなことは、これまで何度も経験したことがあります。

家だと色々誘惑があって気が散るからというのはあるだろうと思っていましたが、今日の中学生は家でも学校でもできないことが、ここに来るとできるということがあるのだと言います。さすがに私が魔法を使えるわけでもありませんので、その原因、理由が何なのかは分からず、更には、ここではできるのによそではできないのであれば、それはあまり役に立たないとも言えるので、なんとかその謎を究明したいとも思うのですが、一体何なのでしょう…。

ひとつ可能性があるとすれば、私が子ども達に「やってみて」という問題は基本的に、この子ならできるはずと思えるものであり、ある程度私とのレッスンに慣れている子達は、私がそういうのであればできるはずというような気持ちになるのかもしれません。
そして、もし分からなければ助けてもらえるという安心感のようなものも、プラスに働いているのかもしれません。

その自信や安心感をより大きなものにしてもらえるよう努めていきたいと思います。

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