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2020年10月21日 (水)

もっとフレキシブルになればいいのに

教室に来てくれる子どもたちを見ていると、少なくとも算数、数学に関して、学校で習うことぐらいなら軽々とこなしてしまえる能力の子もいれば、一所懸命がんばっているのに、思うほどの成果につながらない子もいます。ただ、思うほど成果が出ない子でも、学校の進度などを気にせず、ペースをゆっくりにしてひとつひとつ理解していけば、それがしっかり身につくというタイプの子もいます。

現状の日本の学校制度では、何年の何月生まれからは何年生という線引きがされていて、基本的には飛び級もなければ、特別な事情がなければ入学時期などを遅らせるということもないのだと思います。

一緒にレッスンをしながら、得意だからどんどん先に進んでいくという子はいいとして、学校の進度を考えなくていいのであれば、もっとひとつひとつその子がきちんと理解して、満足しながら進んでいけるんだけど…と思う子を見るたび、それぞれの子の得意不得意、好き嫌いは異なるのだから、もっと柔軟に選択できる仕組みがあればいいのになと思ってしまいます。

日本では例えば大学卒業時にすぐ就職せず、特別な理由もなくブランクがあって就職するような場合、それだけで就職が不利になるというようなことがまだたくさんあるようですが、人生80年、100年などと言われるようになっていることを考えると、みんながみんな22歳や23歳で就職しなければ、不利になるシステムというのもかなり時代にそぐわないものになってきているのではとも思います。

もちろん、能力の高い人(勉強ができるという意味ではなく)は、学歴などに関係なく、自分で起業したり、何らかの道を見つけて進んでいきやすい時代になってきてもいるので、人によってはよい時代になっているのだと思いますが、色々変えていかなくてはいけないのではと思うことはありますね。
とにかく、ひとりでも多くの子ども達が将来に希望が持てるような社会になるといいのですが…。

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