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2020年10月 8日 (木)

ちょっとびっくり

この頃は物覚えが悪くなり、物忘れもひどくなって、自分のことが心配になることは多々ありますが、今日のレッスンで、こんなまだ成長著しい段階の子でもそういうことがあるんだなぁとちょっとびっくりしてしまいました。

もちろん、小さい子に意味も分からぬままに丸暗記させたものなどは時間が経ったら全て忘れていたというようなお話は聞いたことがありますし、実際目の当たりにしたこともありますが、教室のレッスンではそもそも丸暗記とか教えて覚えさせるとかいうことをしませんので、何もかも全て忘れてしまうということは少ないと思っていました。

例えば、算数の用語や図形の名前など、覚えるしかないものは一、二度見聞きしただけでは時間が経てば忘れてしまうのは全く不思議ではないのですが、例えば、教室で立方体や直方体の学習をする際には、マグネットのプレートで実際に展開図を組み立ててみたり、展開図を切りとって確めてみたりと、色々な作業をしながら進めていくので、「こういう問題を過去にやったことがある」ということは、これまでみんな覚えていたような気がしていました。

しかし、今日のレッスンで、算数のセンスがかなりいい子と、面や辺の平行や垂直の学習をする前段階として、おさらいの直方体・立方体の問題をしようとしたときに、「こんなのまだ習ってないから難しい」というので、おかしいなと思いつつ、過去の控えを確かめたところ、1年以上前に学習しているのは確かでした。
その時のプリントやマグネットのプレートを見せたら「ああ!」と思い出すのではないかと思い、「思い出したらしなくてもいいからね」といって、過去にやったものを再度用意したのですが、どのプリントも見覚えがないだけでなく、プレートを使って展開図を作って確めた記憶もないとのこと。

まだ低学年で成長も吸収も著しいその子でも、こんなことが起きるのか!と驚くとともに、もしかして、よくできる分その場でぱっと理解してどんどん進んでいくものの、あまりに速いペースで新しい内容を学習していくことで、過去の内容が引っ張り出しづらくなっているのかしら?とも思いました。

それにしても、物忘れは老化が原因とは限らないのですね。(苦笑)

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