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2020年9月24日 (木)

気づいてくれると嬉しい

あまり算数が得意ではないながらも、その子なりにがんばって取り組んでくれている低学年さんと、先日からかけ算の学習を始めました。
引き算はとにかくキライなようですが、足し算にはあまり抵抗がないようで、同じ数を足していくことに関しては予想よりずっとスムーズにできていました。

初めは10の段、5の段、1の段、2の段と比較的簡単なものだったので、何も言う必要はありませんでしたが、3の段、4の段になってくると、ひとつずつ地道に足していくだけだと少し大変になって来るので、違う考え方にも気付いてもらえたらと、教具を見せながら、何も言わなくても気づくかどうか試してみました。

例えば、3×3は9だと見てすぐわかっている状態で、3×6の積み木を見せるときに、3本と3本の間に少し隙間を空けて、9と9だということに気づいてもらえるかどうか試したところ、言わなくてもすぐ気付いてくれました。
その他にも教具の見せ方を少し工夫するだけで、言葉にしなくても、次々と気づいてくれて、言わなくてもそういう考え方を使えるようになりつつあるのがわかりました。

その姿を見る限り、数の感覚が身についていないという感じではないのだなということが感じられ、それもまた嬉しく思いましたが、何より、算数が好きとはいえない子が、説明せずに自ら気づいて理解していく姿を見られるのは本当に嬉しく思いました。

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