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2020年9月 3日 (木)

感覚があるかどうか

レッスンで使っている教材の大半は自作のものになりましたが、問題を作る際、少しでも楽しく感じてもらえるようにとか、数に興味を持ってもらえるようにとかを意識して作ったり、何かに気づけばぱっと答えが出せるようなものを入れたりするようにしています。

今日のレッスンで体積、容積の学習をしていた子に、容積が2.4L、深さ20cmの容器に1.2Lの水を入れると深さは何㎝になるかという問題が出てきました。手順通りだと、1.2L を1200㎤に直し、底面積である120㎠で割ることで10cmという答えを出すわけですが、感覚がある子は1.2L を見て、2.4Lの半分だと気づき、だったら20cmの半分で10cmだとすぐに解けるようにしています。

その問題に対しては、そういう問題は初めてだったこともあったのか、すぐには気づかなかったようですが、「1.2L ってどのぐらいまで入りそう?」と尋ねると気づいたようで、「あ、半分だから10cmか!」と答えたかと思えば、それに気づいた途端、1.8L なら15cmとあっという間に解いてしまいました。

その子がいうには、1.8は1.2とあと0.6だから、10とその半分の5で15と考えたそうですが、そういう感覚がある子は一瞬で解ける問題も、解き方を覚えて当てはめようとする子であれば、これもまた底面積を求め、1.8Lを1800㎤に直し、1800÷120を、感覚がない子であればきっと割り算の筆算を書いてようやく15という答えに辿り着くのかもしれません。

学年が上がるほど、算数の力の差が開くというのは、きっとこういうことも理由なのだろうと思います。
長い目で見て(といっても、小学校の高学年からはっきりと差ができはじめるとすれば、さほど「長い目」ではない気もしますが)、小さいうちにしっかり実感させ、理解、納得させることがどれほど大事なのかを、多くの指導者、保護者の方に知ってもらいたいと感じます。

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