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2020年8月 7日 (金)

嬉しすぎて

普段本人が電話をかけてくることはない子から、お昼に突然電話がかかってきました。
電話の向こうが少し騒がしく、しゃべっている本人の声が涙声のような気もしたのですが、ざわざわしているので勘違いかな、どうしたのかな?と思っていると、今日成績表をもらってきたと切り出されました。

その子は先日のブログにも書いた、今回の期末試験の数学(幾何内容)でその子にとってはかなり好成績を取った子なのですが、涙声に聞こえたもので、そのテストはよかったものの、代数範囲はやや微妙だったはずだし、休みがちだったりで、思ったほど成績に反映されなかったショックで泣いているのかな?と不安になりかけた次の瞬間、「数学11位でした!」との言葉が。

その子は国語はかなりよくできるようなので、あくまでも数学だけの話ですが、中1のときは最下位争いに近いぐらいの順位にいたことも珍しくありませんでした。中学受験をしたのに、学校で習ったはずの算数すら結構あやしかったその子が、ほんの1年ほどでそんな嬉しい方向をしてくれるとは、それを聞いた瞬間思わず涙が溢れてきました。

私自身は、テストの点数や順位などで子どもを評価する気はほぼないので、点数がよくても悪くても、本人がそれでよければいいのではと思っているところもありますし、電話をくれたその子が平均点に届かなかったテストを持ってきても、それまでのその子より向上が見られれば、そのがんばりを褒め、喜んでいましたので、「11位」だったことが嬉しいというより、努力するようになったその子のこれまでのがんばりが結果につながったことがただただ嬉しく、電話を切った後にも少し泣いてしまいました。

この子にしろ、別の中学生達にしろ、本人の気持ち、姿勢が変わることが何より大きいということを、このところ改めて何度も感じています。

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