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2020年8月20日 (木)

具体物があれば

比較的すんなり理解できるところもあるようですが、算数に関しては概ね苦戦気味の低学年さん。まだ小さいので疲れていたり、気乗りがしなかったりしても、出来にかなり影響があるのですが、今日も来たときの様子は、疲れているのかな?というちょっと微妙な感じ。
しかし、先月2回お休みしたこともあり、学校が教室より先に嵩の学習に入ってしまったようで、今日は順序を入れ替えてそちらの学習をすることにしました。

学校で少し習ったとはいうものの、説明を聞いたぐらいなのか、1Lが何dLと同じかなど、まだ理解が曖昧なようでした。
図が描かれているものを見て考えてもらおうとしたのですが、デシリットルのマスが21個描いてある問題をなかなか2L1dLに直せません。
1Lは何dLと同じか尋ねると、少し考えて10dLと答えるものの、どうもぴんと来ていない様子。

そこで、机の上にデシリットルマスを21個並べ、私は1L マスを持って、「これと交換できる分をちょうだい」と言ったところ、すんなり10個のマスを集めて差し出してくれました。「まだ交換できるんだったら交換して」というと、もう一度10個集めて差し出してくれたので、交換し、机の上が2L1dLになったので、言葉には出さず「うん、これが答え」というと、すんなり2L1dLと書きました。そのやり取りをもう一度したところ、何かが繋がったようで、次に10mLマス10個で1dLと交換するときは比較的すんなり理解が進み、絵だけになっても言わなくてもできました。

大人からすると、絵があればわかるのでは?と思うかもしれませんが、子どもにとっては絵は「具体物」ではないので、絵ではまだぴんと来ないという場合も大いにあります。
ですので、絵を見てもぴんと来ていないような場合には、何らかの具体物を見せてあげることも大事なことだと思います。

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