個人差
子ども達を見ていると、やはり個人差、能力差というのはあるんだなと感じることがよくあります。
ひとりひとり、好き嫌いや得意不得意が異なるのは普通だと思いますが、生まれながらに音感がいい子や運動神経がいい子がいるのと同じように、IQの高い子というのもいるのだろうと思います。
それぞれの子が持って生まれた能力をどう伸ばすか、どう高めていくかという部分に関しては、その後の働きかけなどが重要になってくるのだと思いますが、持って生まれたものに元々「差」があるというのはひとつの事実でしょう。
私は教室では主に算数しか見ていないので、算数を通して、物の見方、考え方を育んでもらえたらと思っていますが、それでも、あっという間に自分で気づいて理解してしまう子もいれば、一所懸命がんばっていることはよくわかるのになかなか理解が伴わない子もいます。
前者の子にはその子の力を十分発揮できるよう、邪魔をしないよう気をつければいいのですが、後者の子に対して、自分が何かもっとできることはないだろうかと、それは長年思い続けています。
算数が苦手な子でも、じっくり考えることが苦にならなかったり、試行錯誤することができるような子は人生を歩んでいく上で大切な力は持っているともいえるのではと思うので、そこに関しては譲ることなく、じっくり子ども達と向き合っていきたいと思います。
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