どんどん変わる
7月からレッスンをさせてもらうようになった低学年さんは、少しお困りごとがあって来てくれることになったのですが、当初、ぱっと見て自信を持って答えられるのは3まで。4や5ははっきりとは判断できない状態でした。その後2、3度レッスンをすると、5までははっきり答えられるようになり、次に5までの数のサイコロを2つ転がして、両方を「5と3」のようにぱっと答えられるようになり、2か月ほどで今は4つのサイコロのうち2つは5だけしか出ないもので、あとの2つは5までの数のどれかが出るという条件でも「5と5と3と2」などのように、ぱっと見て答えられるようになりました。
それに伴って、その子自身が数を把握できる範囲も広がり、イメージできる範囲も少しずつ広がっています。
私は教室でのレッスンでしかその子を見ることはできませんが、この短期間で学校やそのほかの先生方からも変化に対する驚きの言葉をもらったとも伺いました。
その子に関しては、これまで色々な働きかけをした蓄積があったから尚更変化が速いのだろうとは思いますが、それでも、これまではどれだけ働きかけをしてもなかなか思うように成果が出ていなかったようですので、やはり、数の認知のついては、まずは3まで、次に5まで、それがきちんとできるようになってから10まで、20までという段階をきちんと経ることの重要性はもっともっと知られてほしいなと思いました。
それを知っているかどうかで、もっと早くお悩みから抜け出せる親子さんもおられるのではないかと、そんなことを改めて感じています。
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