小さい子の聞く能力
ある程度成長してしまうとかえって難しくなることもあるようで、小さい子の方が得意かもしれないことのひとつが、問題を耳から聞いて答えるということがあります。
もちろん、成長してからも読むより聞く方が理解しやすいという人もいるようですし、小さい子でもみんなが得意なわけでもないと思いますが、子どもにとってはまだ「読む」ということの負担が大きい分、聞くことのほうが自然にできるのかもしれません。
今日のレッスンでも年長さんが、おじいさんとお父さんとお母さんと僕のカバンの大きさについて、問題を聞いて一番大きいカバンは誰のカバンかを答える問題を、本当に1回読んだだけなのに、読み終わった瞬間に「お父さん!」と答え、更には、この問題は小学生になると問題に出てくる子どもの名前が覚えきれず、1番目の子だとわかっても、名前をもう一度確かめるために再度読んでほしいという子も多くなるというのに、その子はやはり一度読んだだけで名前までばっちり答えてしまいました。
小学校に上がれば、自分で問題を読んで考えなくてはならない機会が増えますので、ずっと読み続けてあげるわけにはいきませんが、読むことの負担が大きそうな子に対しては、まずは読んであげることで負担を減らし、問題を考えることに集中させてあげることも時には大事なのかもしれません。
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