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2020年7月15日 (水)

もどかしい

子ども達とレッスンをしていると、時々、私の声が全く耳に入っていないような状態になる子がいます。
何か自分で考えている場合はいいのですが、明らかに何かおかしなことを考えているなと思って、そこから引き戻すために声掛けをしているような場合に、どれだけ言っても全く通じないことがあるのです。

今日のレッスンでも、タイルの図が描かれていて、それがいくつか見て式に書くというものをしていた子が、タイルの色の濃いところと薄いところがあるものについて、なぜか薄い色のところだけを見て答えてしまい、「色がついているところ全部の数よ?」といってもダメ。次は濃い色のところの数だけを書いたので、「そうじゃなくて、色がついているところ全部よ?」と言っても再び薄い色のところだけに戻り、仕方がないので色がついているところ全体の周りを赤鉛筆で囲んで、「ここの数よ?」と言っても、その後も濃い色と薄い色の数を交互に書き続けられました。

このような状態になる子が時々いて、そうなったときには私がどれだけ声掛けしても耳に届かないので、どうすることもできなくなります。
色々な子と長年レッスンさせてもらっているものの、そういう状態になった子はどうすればそこから抜け出してくれるのか、未だに分からぬままなのが、本当に本当にもどかしいです…。

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