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2020年6月27日 (土)

はじめが大事

子ども達とレッスンしていると、時々、よく考えずに答えを書いて私の反応を見てきたり、「合ってる?」と尋ねてきたりする子がいます。

そういう子でも、しばらくレッスンを続けていくと大抵は変わってくれるのですが、自分の頭で考えて分かる気持ちよさを感じてもらえるまでに、壁を越えなくてはいけない感じで、それをとても辛そうにする子もいます。

ただ、ほぼ真っ白な状態で来てくれた子はそんな苦しい思いをする姿を見たことはないのではないかとも思っています。

つまり、例外はあるかもしれませんが、うちに来てくれるまでに何らかの「勉強」をして、勉強というのは説明されて覚えて再現するものというような感覚を持ってしまっている場合に、その感覚を塗り替えるために苦しい思いをする子がいるのだろうと思うのです。

小さい子どもは邪魔をしなければ、あれこれ考えることを嫌がることは少ないのではないかと思います。それを、大人が無意識のうちに邪魔をしたり、考える時間を与えなかったりすることで、だんだん考えることを諦めていくのではないかと。

その代わり、小さいときに納得いくまで考えてスッキリする経験を重ねていれば、学年が上がっても、理解が中途半端な状態が気持ち悪くなって、ただ説明されて覚えるだけという勉強ではいやだという感覚を持ったまま学び続けてくれる子が少なくない印象も持っています。

これまでに何度も書いていますが、とにかく小さいうちは教え込むのではなく、子どもが自分で分かるまで待ってあげることや、スピードを求める勉強を強いないことが本当に大事なのではないかと思います。

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